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2013年9月30日
NICT/マルチコアファイバーネットワークの動的制御に成功
情報通信研究機構(NICT)は26日、英国ブリストル大学(ブリストル大)と共同で、Software Defined Networking (SDN)の一つである OpenFlow(*1)を利用し、マルチコアファイバーネットワークの動的制御に成功したと発表した。
今回、マルチコアファイバーと光スイッチから構成されるネットワークにおいて、マルチコアファイバの特性を考慮しコアや波長などを動的に制御するOpenFlowで伝送品質と帯域を保証する光パスの動的制御に成功しました。
マルチコアファイバーは、光ファイバ1本あたりの伝送容量を拡大する新世代技術として研究が進んでいるが、交換機能も含めたネットワークの研究は進んでいない。
また、マルチコアファイバーは、既存の単一コアファイバと異なり、コア数とコア位置ごとに伝送品質が異なる課題があった。
今後、普及が見込まれるOpenFlowによるネットワーク制御の成功により、マルチコアファイバーネットワークの実用化が近づいた。
*1 OpenFlowは、経路制御とパケット転送を分離した点に特徴がある。従来のネットワークは、制御情報と内容情報を一緒にして送るとパケットのヘッダ部分にある制御情報を読み込んで、スイッチが転送先を決める。OpenFlowはコントローラーが経路制御を行ない、パケット転送を一元的に制御する構造と機能が有る。OpenFlowのコントローラーは、負荷を集中させないようフローを最適化できる。
問い合わせ先
情報通信研究機構
光ネットワーク研究所 フォトニックネットワークシステム研究室
電 話: 042-327-6371
ネットワークアーキテクチャ研究室
電 話:042-327-5418
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