2020年9月14日
JELLYFISH、日本語教育機関におけるオンライン授業の調査結果を発表
JELLYFISHは、国内の日本語教育機関を対象に「オンライン授業の実施状況アンケート」を行い、11日にその結果を公表した。
調査は7月31日~8月18日に行われ、55校64名から回答を得た。それによると、アンケート実施時点で「オンライン授業を実施したことがある」と回答した学校は約8割に上った。
「オンライン授業を実施したことがある」と答えた学校に、使用したツールを複数回答で訊ねたところ、Zoomが最多の88.2%となった。また、オンライン授業の1日あたりの時間は「3時間以上」という回答が57.7%で、通常授業の代替措置として実施していたところがあった一方、「1時間以下」という回答も42.2%に上った。
さらに、「在校生」にオンライン授業を実施した学校は84.4%に上った一方で、「入国待機生」に行ったのは約5割となり、入学時期の見通しや入国後の在籍期間など、多くの保留事項が要因で、入国待機生に対して在校生と同程度のオンライン授業を実施することが難しかった状況が窺えた。
オンライン授業で困ったことを複数回答で訊いたところ、最も多かったのが「学生のネット環境」64.1%で、次いで「教材の作成、準備」56.6%、「教師がオンライン授業に慣れていない」50.9%と続き、学生と学校の双方でオンライン授業の課題が見られた。また、「今までオンライン授業を行ったことがない」と答えた学校のうち60%(6校)が「今後オンライン授業を検討している」と回答した。
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