2020年12月9日
コロナ禍での受験、保護者の7割以上が「不安」と回答 =「やる気スイッチ」調べ=
やる気スイッチグループは8日、同グループのスクールに通う生徒の保護者約500人を対象に実施した「新型コロナウイルス禍での受験に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、コロナ禍での受験について、保護者の7割以上(72.5%)が「不安である」と回答。
小学生は学齢が上がるほど不安を抱く保護者の割合が増え(小学1年生:42.1%~小学6年生:80.4%)、全ての学齢で最も高かったのは高校2年生と高校3年生(ともに84.8%)の保護者だった。
「コロナ禍での受験で不安なこと」を尋ねたところ、「休校による学習の遅れ」と「健康や体調管理」がともに17.6%の同率で最多。次いで「オープンキャンパスなど思うように学校見学ができない」(16.5%)だった。
コロナ禍の受験で不安が大きい理由を自由回答で尋ねたところ、最も不安なことで最多の「学習の遅れ」「健康・体調管理」についての声が多数あった。
その他には、進学先を選ぶための情報収集でも、各学校は感染対策でオープンキャンパスなどのイベントを中止したり、3密を避けるために学校説明会をオンラインや参加人数を制限して行うこととなり、情報収集も思うようにいっていないなどの声が寄せられた。
一方、コロナ禍で新たに取り入れた学習として、最も多かった学習は、「塾やスクールでのオンライン授業」(26.4%)、「学校でのオンライン授業」(20.4%)で、およそ4人に1人は家庭でオンライン授業を経験。
学習アプリやタブレット学習も18.0%で、コロナ禍で教育のICT化の活用が加速したことが分かった。
志望校選びや受験対策のために、具体的に必要なサポートについて自由回答形式で質問したところ、「本人の学力や個性に合った志望校選び」、「生徒のモチベーション向上」や「メンタル面などのサポート」など、個々人の状況に合わせたきめ細やかなサポートが多く挙げられた。
この調査は、「スクールIE」、「チャイルド・アイズ」「WinBe」など、やる気スイッチグループのスクールに通う生徒(2~18歳)の保護者約500人を対象に、10月30日~11月2日にかけて、インターネットで実施。有効回答は579人。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













