2021年3月4日
2022年卒学生、95.7%が就職活動に「不安」を抱く=学情調べ=
学情は3日、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生計493人を対象に実施した、「就職活動の自信・不安」に関するインターネットアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、「就職活動に不安はあるか?」の質問に対し、「とても不安がある」の回答が74.6%、「やや不安がある」の回答が21.1%で、95.7%の学生が就職活動に不安を抱いていることが分かった。
学生からは、「コロナ禍で友だちとも会えず、相談できる機会がない」「コロナ禍で採用数が減ったり、採用のハードルが上がったりするのではないか」「新型コロナの感染状況によって、説明会や選考が中止になったり、採用数が減ったりしないか」などの声が寄せられた。
コロナ禍の就職活動では、先を見通せない部分や、リアルでのコミュニケーションが難しい部分があり、不安を抱いている学生が多いと推察される。
就職活動で不安を抱いている点は、「志望する企業の内定(内々定)を獲得できるか」が74.4%で最多。以下、「1社以上内定(内々定)を獲得できるか」71.2%、「就職したい企業を見つけられるか」63.1%と続いた。
「Web面接で、熱意や自分の考えを伝えることができるか」53.4%は、「リアル面接で、熱意や自分の考えを伝えることができるか」46.2%を、7.2ポイント上回った。
「面接はオンライン、リアルどちらの形式に自信があるか?」の質問では、「リアル」「どちらかと言えばリアル」の回答が35.3%、「オンライン」「どちらかと言えばオンライン」の回答が33.4%で、「リアル形式」の面接に自信がある学生がわずかに上回った。
「リアル」と回答した学生からは、「リアルのほうが、熱意を伝えやすい」「リアルで、面接官の目を見て話したほうが、入社したいという気持ちを伝えられると思う」「リアルのほうが、企業の雰囲気を感じることができると思う」などの声が寄せられた。
一方、「オンライン」と回答した学生からは、「インターンシップもオンラインしか経験したことがない」「大学の授業も、この1年間はオンラインだったので、リアルで話すことに不安がある」などの声が挙がった。
この調査は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生で、新卒採用サイト「あさがくナビ2022」の来訪者を対象に、2月17日~25日にかけて、Web上でのアンケートで実施。有効回答数は493人。
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