2021年9月2日
小学生の約6 割が夏バテよりも「やる気バテ」!? =やる気スイッチグループ調べ=
やる気スイッチグループは9月1日、30代〜50代の小学生の子どもを持つ保護者を対象に実施した「あなたとお子さまの『やる気』に関する親子アンケート」の結果を公表した。

子どもが考えるやる気が出るきっかけと、親が考える子どものやる気の引き出し方にはギャップがあり、やる気がなくなる時期は夏休みと夏休み明けが「やる気バテ」気味であることがわかった。
小学生1年生から6年生までの子ども1001人にやる気が起こるきっかけを聞いたところ、「親にほめられた(67.6%)」、「学校の先生にほめられた(66.2%)」、「テストの点数/通知表が良かった(44.7%)」の順に。
親が考える子どものやる気の引き出し方は、「一緒に考える(44.5%)」、「常に応援している(35.1%)」、「どんな些細なことでも子どもの意見を聞く(33.3%)」で、子どもが求めている「とにかくほめる」は、7番目で29.4%に留まっている。
子どもがやる気がなくなるきっかけは、「自分の思った通りにできない(40.5%)」、「親によく怒られる(32.5%)」、「暑い(32.2%)」、「ほめてもらえない(30.3%)」の順。
親が子どものやる気を継続させるためにやっていることは、「はげます(39.4%)」、「環境を整える(37.9%)」、「小さな目標を設定させる(34.7%)」が上位。
今回の調査で、保護者は「今やっていないこと」への取り組みを促すことが、やる気のカギだと考えているのに対して、子供は、「ほめられる」、つまり「今を肯定される」ことでやる気が起きるというギャップが見られた。この背景には、コロナ禍があるという。
「やる気バテ」は、心理学では「学習性無力感」と呼ばれ、コロナ禍で陥りがちな状況であり、そうした中でやる気を出すには、より「今を肯定できること」が大事で、まず「とにかくほめること」が重要だという。
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