2021年9月17日
山田進太郎D&I財団、理系女子学生向け「STEM高校生女子奨学金」募集期間を延長
山田進太郎D&I財団は、8月から募集を開始した「STEM高校生女子奨学金」の応募締め切りを10月10日に延長した。また、今回趣旨に賛同する5人の有識者が選考委員として就任することが決定した。
同財団では、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進することで、ジェンダー・人種・年齢・宗教などに関わらず、誰もが自身の能力を最大限に発揮できる社会の実現へ寄与することを目的とし、女子生徒がSTEM(理系)領域に進むことを支援するための「STEM高校生女子奨学金」を8月から募集開始。
当初、9月末を応募締め切りとしていたが、緊急事態宣言の9月末までの延長の影響を鑑み、より多くの人に応募のチャンスを提供するため10月10日まで受付を延長。なお結果については合否に関わらず10月末までに知らせる予定。
同奨学金は給付型で、返済の必要がなく、成績や所得の制限もなく、オンラインのフォーム入力のみで応募が可能。また、抽選制で誰でも平等にチャンスがある形式とすることで、多くの女子学生にとって理系進学を選択肢として考えるきっかけになることを目指している。
同奨学金の選考は、書類審査と抽選により実施。抽選では、同財団が掲げるミッションであるD&Iなどの観点から調整を行うことがある。選考委員には、女性がSTEM(理系)分野を進路選択していく上での現状や課題を踏まえ、D&Iの観点から選考プロセスについて見守り、助言を頂く予定。専門分野のバランス等を考慮し5人が就任。なお、最終的な選考結果には直接的に選考委員は関与せず、機械的に抽選を実施するという。
就任した選考委員は、大隅典子氏(東北大学副学長・附属図書館長・大学院医学系研究科教授)、スプツニ子!氏(アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授)、高橋祥子氏(ジーンクエスト代表取締役社長/ユーグレナ執行役員)、水野雄介氏(ライフイズテック代表取締役CEO)、山崎直子氏(宇宙飛行士)。
募集概要
募集期間:8月4日(水)~10月10日(日)23:59
発表時期:10月末
対象高校:日本国内の高等学校理数科、2021度スーパーサイエンスハイスクール指定高等学校、または高等専門学校を受験し入学予定(中学校からの内部進学者を除く)
支給金額:国公立学校:25万円(年額)
私立学校:50万円 (年額)
支給方法と時期:2022年5月頃、指定の口座への振り込みを予定。最大高校在学中の3年間、高専在学中の5年間の支給(ただし継続審査を実施)。
採用人数:最大100人程度
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