2022年1月11日
グローバルインフォメーション、LMSの市場規模2026年に379億米ドル到達予測
グローバルインフォメーションは6日、市場調査レポート「LMS (学習管理システム) の世界市場 (~2026年):コンポーネント (ソリューション・サービス)・提供形態 (遠隔教育・インストラクター主導型・ブレンデッド型)・展開区分・ユーザータイプ (学術機関・企業)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を開始したと発表した。
LMS (学習管理システム)の市場規模は、2021年の158億米ドルからCAGAR19.1%で成長し、2026年には379億米ドルに達すると予測されている。アクセスしやすい学習へのニーズ、学習コンテンツの効果的な管理、企業による人材育成への注力、クラウドベースのLMSソリューションの導入拡大、BYODの需要の高まりなどが、LMS市場の成長を促進する主な要因になると考えられる。
COVID-19の発生により、ウイルスの拡散を避けるために多くの国で厳しいロックダウン、シャットダウン、移動制限が行われている。ベンダーは、2020年に向けて、LMSソリューションに対する高い需要を経験した。国境の封鎖、厳しい管理、サプライチェーンの問題が、LMSソリューションのオンサイト展開の阻害要因となっている。LMSの商業化は、大規模な市場成長を促進すると予想される。パンデミックの影響で、企業はビジネス戦略の再構築を迫られており、顧客の信頼を回復するために強力なネットワーク接続に力を入れている。
企業や教育機関は、従業員や学生の学習進捗状況を閲覧もしくは追跡することを望んでいる。従来の、学習状況を把握するための方法は、手動または調査ツールを使ったアンケート形式のもので、非効率で不正確なものだった。手作業によるアンケートには、時間の浪費、低い回答率、参考資料やベンチマークがなく、回答の正当性に問題があり、時間的な制約や効率的な測定ツールの不足により、組織はプログラムの効果を正確に把握することがでない。
LMSソリューションの導入の進展により、LMSベンダーは最新の技術を導入して自社製品の改善を試みている。LMSソリューションは、教育者が注意力の低下に対応するために、ビジュアルの増加とテキストの減少、より魅力的なテーマと表現、バーチャルな没入型学習の重視、そして最終的にはゲーミフィケーションの導入を支援する。人工知能(AI)を導入して、コンセプトの理解を助け、コースを提案し、学生のパフォーマンスを向上させるためのフィードバックを提供するAIベースのメンターを作ることもできる。また、データ分析などの他のテクノロジーでは、日々のやり取りから学生の思考プロセスや学習スタイルを分析し、学生に合わせたコースを提供することで、パーソナライズされた学習体験を提供することができる。
関連URL
最新ニュース
- 「EDIX(教育総合展)東京」、5月8~10日に東京ビッグサイトで開催(2024年5月2日)
- 第一志望に合格した大学生の5割以上が、2回以上「志望校が変わった」と回答=武田塾調べ=(2024年5月2日)
- アディッシュプラス、宮崎市による「宮崎市こころつなぐライン相談」事業を受託(2024年5月2日)
- Adecco、東京都「デジタル人材育成支援事業(短期集中コース)」の運営を開始(2024年5月2日)
- DNP、不登校児童・生徒などを支援する3Dメタバースを東京都の30自治体等に展開(2024年5月2日)
- ラインズ、入退室管理システム「安心でんしょばと」仙台市で一斉導入(2024年5月2日)
- コドモン、大阪府摂津市のこども園にICTサービス「CoDMON」導入(2024年5月2日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が山梨県南アルプス市で提供開始(2024年5月2日)
- ミラボの子育て支援アプリ「子育てモバイル」、岐阜・美濃市が導入(2024年5月2日)
- iU、eスポーツルーム開設 新年度から正式カリキュラム化も検討(2024年5月2日)