2022年6月6日
デジタルハリウッド、「アバター生成・着用アプリ」を使用した実証授業を専門学校で実施
デジタルハリウッドは2日、アバター生成・着用アプリケーション「beCAMing(ビカミング)」を使用した特別授業(実証授業)を、福島県郡山市の専門学校「国際アート&デザイン大学校」で実施した模様を公表した。
「beCAMing」は、2021年11月にリリースされた、デジタルハリウッド、キッズプレート、Pocket RDの3社協同による学発プロダクトで、オンライン授業のためのアバター生成が簡単に行え、オンライン上で装着できるアプリケーション。
オンラインファーストの学校づくりを支援することをミッションとした文教向けのサービスで、専用機材が必要なく、安価に使用できるのが特徴。
今回の特別授業は5月23日に実施。同校の声優科に所属する1・2年生計15人が参加した。デジタルハリウッド大学大学院「佐藤昌宏研究室」研究員の小林英恵氏が講師を務め、授業のゴールを「学生がオリジナルのアバターを着用の上、オンライン上で2分間のプレゼンテーションを行うこと」と設定。
「自分をどのように演出するか」「どう見られたいか」をテーマに、それぞれ外見・性格・口癖などを決めて、キャラクターシートを約40分で作成。
その後、VRoid Studioを使用して約1時間でアバターをデザインし、「beCAMing」を通してアバターを着用したうえで、学生1人ひとりが作成したキャラクターの自己紹介プレゼンテーションを実施。
また、アバターを着用することで変化する心境や行動、発言内容の変化などについても講義を行った。
アバターの持つ外見的個性が、着用者の行動にも影響を与えるという実験結果について、学生らは驚きながらも、「陽気な見た目のアバターを着用すれば、授業中ももう少し積極的になれそう」とコメント。アバターを通したコミュニケーションについて理解を深めた。
授業の前半ではカメラオンにし実写で参加、授業の後半は「beCAMing」を使用してアバターで参加したが、アバターでの参加は実写での参加に比べ、講師の呼びかけや他の生徒に対する反応がより多く見られた。
「beCAMing」の機能であるスタンプを使ったリアクションのほか、拍手・挙手などのコマンドを使用して、積極的にコミュニケーションを図る姿が見られ、学生からは2時間半に及ぶ特別授業が「あっという間だった」との声も寄せられたという。
関連URL
最新ニュース
- 「EDIX(教育総合展)東京」、5月8~10日に東京ビッグサイトで開催(2024年5月2日)
- 第一志望に合格した大学生の5割以上が、2回以上「志望校が変わった」と回答=武田塾調べ=(2024年5月2日)
- アディッシュプラス、宮崎市による「宮崎市こころつなぐライン相談」事業を受託(2024年5月2日)
- Adecco、東京都「デジタル人材育成支援事業(短期集中コース)」の運営を開始(2024年5月2日)
- DNP、不登校児童・生徒などを支援する3Dメタバースを東京都の30自治体等に展開(2024年5月2日)
- ラインズ、入退室管理システム「安心でんしょばと」仙台市で一斉導入(2024年5月2日)
- コドモン、大阪府摂津市のこども園にICTサービス「CoDMON」導入(2024年5月2日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が山梨県南アルプス市で提供開始(2024年5月2日)
- ミラボの子育て支援アプリ「子育てモバイル」、岐阜・美濃市が導入(2024年5月2日)
- iU、eスポーツルーム開設 新年度から正式カリキュラム化も検討(2024年5月2日)