2022年7月1日
メットライフ生命、神戸・兵庫高校で「STEAM教育の出前授業」を実施
メットライフ生命保険は6月30日、兵庫県立兵庫高校(神戸市)で実施した「STEAM教育の出前授業」の模様を公表した。
同授業は、同社が神戸市と締結している、包括連携協定の協定項目の1つである人材育成の取り組みの一環として、6月29日に実施。同校でのSTEAM教育は、金融機関として初めての提供だという。
今回の出前授業では、ビッグデータの分析を行っている同社の社員(シニアデータサイエンティスト)が講師を担当。
標準偏差、相関係数などの統計学を履修済みの同校創造科学科2年生(約40人)に対し、実際の警察庁の交通事故統計情報オープンデータを使いながら、兵庫県の特徴を他県と比較分析し、交通事故削減につながる提案を考えるまでの一連の流れを、約2時間のワークショップ形式で行った。
参加した生徒は、授業を通して日常からビジネスまで幅広く活用できる「PPDAC」を使った問題解決までの流れを理解する機会になった。
同校は、2020年度から「兵庫型STEAM教育」の実践モデル校に指定。国内外で活躍できる「未来を創造する力」を備えたリーダーを育成するため、社会を担う創造力の基礎を身に付け、文理分断を脱却した新しい学び(STEAM教育)の本格実施に向けて、体制作りやカリキュラム開発を行ってきた。
参加生徒からは、「データ分析をすることで様々な特徴を理解し、仮説を立てて課題解決の提案につなげることができた」、「自らの探究活動でデータを扱う際に活かしたい」といった感想が寄せられたという。
「神戸市とメットライフ生命との包括連携に関する協定」概要
連携事項:
①人材育成に関すること
②タートアップ支援に関すること
③環境サステナビリティに関すること
④健康増進、ウェルビーイング向上に関すること
⑤神戸の魅力向上と情報発信に関すること
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