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2022年11月21日
WEF、北陸電力送配電とゲーミフィケーションによる社会インフラ保全の実証試験
市民参画型インフラ情報プラットフォームの構築・提供・運営を行うWhole Earth Foundation(WEF:シンガポール)は17日、北陸電力送配電と共同で、ゲーミフィケーションの活用により市民の力で電柱写真の収集を図り、配電設備の維持管理効率化を図る実証試験として、市民参加型イベント「電柱聖戦 in 北陸 3 都市」を各県の県庁所在地である 3 都市(福井県福井市、富山県富山市、石川県金沢市)を対象に実施すると発表した。
「電柱聖戦」は、同社の提供する社会貢献型 Web3アプリ「TEKKON」を活用し、各市の指定エリア内の電柱写真を撮影、その投稿数を競い合うイベント。同イベントでは、25から29日に福井市で 1 千基、12月2から6日は富山市で 3 千基、12月9から13日は金沢市で 3 千基の電柱写真のコンプリートを目指す。
電力安定供給のため、日々、地域に張り巡らされた膨大な量の配電設備に対し、巡視・改修工事等の維持管理に向けた取組みを実施している北陸電力送配電との共同実証試験により、投稿された電柱写真を配電設備の維持管理効率化にどのように役立てられるかを検証する。
同社ではこれまで、「マンホール聖戦」と題し、自治体との共催(石川県加賀市、静岡県三島市)で、マンホールを対象とした市民参加型イベントを開催してきた。投稿されたマンホール情報は、自治体や水道事業者へと還元され、傷んだ蓋の交換につなげるなど、老朽化が問題となっているマンホール蓋の維持管理の効率化へと繋げる狙いがある。シビック(市民)とテック(テクノロジー)を組み合わせ「シビックテック」と呼ばれるこうした取り組みは、市民が IT などのテクノロジーを活用して社会課題の解決を目指す先進事
例として注目を集めている。
「電柱聖戦」は、これらに続く取り組みとして、対象インフラに「電柱」を指定した初の試み。電柱写真の撮影・投稿数に応じて獲得できるポイントを競いあい、上位入賞者にはAmazon ギフトカードを賞品として進呈する。参加費無料。
参加方法は、①「TEKKON」アプリ(iOS 版・Android 版)をダウンロードする。②イベント参加フォームより参加申込③期間中、「TEKKON」アプリを使って、指定エリア内の電柱を撮影・投稿する。
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