2022年12月22日
小学生の親約4割が「現在の小学教育で非認知能力が伸ばしていけるとは思わない」と回答=amazing college調べ=
amazing collegeは21日、子どもが公立・私立の小学校に通っている親1044人を対象に実施した、「小学校教育への意見に関する調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「現在通わせている学校は、子どもの将来を想像したうえで適切だと思い入学させたのか」と質問したところ、8割以上(85.5%)が「はい」と回答。「いいえ」は14.5%で、多くの親が子どもの将来を考えて入学を決めていることが分かった。

「子どもが通っている小学校に対して不満(不安)はあるか?」を聞いたところ、半数近くが「かなりある」8.2%、「少しある」37.0%と回答。将来の事を考え、「適切」だと判断したうえで入学を決めたものの、不満や不安を抱えている親は少なくないようだ。
「どのような不満(不安)があるのか?」を聞いたところ、「教育方法について」45.3%が最も多く、以下、「教員について」42.0%、「教育内容について」39.4%が続いた。
具体的には、現状の教育方法や教育内容では「子どもの可能性をつぶしてしまいかねないのではないか」と懸念する声が多く寄せられた。
また、教員の質が良いとは言えない所もあるようで、「各生徒への対応の差があったり、教員のレベルが低かったり」といった不満も窺えた。子どもがのびのびと成長していく環境であるか否かに疑問を抱いている親が多いようだ。

「これからの時代、必要だと思う能力は何か?」と質問したところ、「判断力」67.0%が最も多く、以下、「自主性(やる気・意欲的な姿勢)」57.9%、「言語能力」49.9%が続いた。

また、「現在の小学校教育で、非認知能力は十分に伸ばしていけると思うか?」と尋ねたところ、約4割が「あまりそう思わない」33.8%、「まったくそう思わない」4.6%と回答。4割もの親が、現在の小学校教育ではこれからの時代に必要になってくる非認知能力を伸ばしていけないと思っているようだ。
主体性や自主性を育む教育を行う「オルタナティブスクールを知っているか?」と聞いたところ、「知っている」11.2%、「聞いたことはあるがどのようなものかは知らない」28.5%、「聞いたこともない」60.3%という結果になった。
「子どもに必要な能力・成長が伸ばしていける環境であれば、既存の学校教育とは違うかたちでの教育を受けさせても良いと思うか?」と質問したところ、8割近くが「とても良いと思う」19.4%、「良いと思う」58.1%と回答。ポジティブな反応が多いことから、決して既存の学校形態にこだわっているわけではないことが窺える。
この調査は、子どもが公立・私立小学校に通っている全国の親を対象に、12月5日~8日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1044人(子どもが公立小学校に通っている親505人、私立小学校に通っている親539人)。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













