2023年1月25日
スプリックス、マニラ教育省とオンライン検定試験「TOFAS」活用の覚書締結
スプリックスは24日、フィリピン共和国マニラ首都圏(NCR)の教育省(DepEd)と、同社のオンライン検定試験「TOFAS」の活用に関するMOA(覚書)を締結したと発表した。
同MOAに基づき、同社はNCRに「TOFAS」を本格的に導入し、NCRとの緊密な連携で全学校での実施を目指す。コロナ禍で基礎学力定着に不安を持つNCRで、子どもたちの学力を評価し定着させるなどしてDepEdを支援していく。
「TOFAS」は、学習の土台である基礎学力を測定することで、教育者、保護者、児童・生徒を支援するために開発されグローバルなオンライン検定試験。世界各国でオンラインで受験され、世界規模での基礎学力の比較ができるほか、基礎学力の向上につながる詳細な学習アドバイスも提供している
同社は2020年12月に「スプリックス基礎学力研究所」を設立し、その具体的な活動として、「TOFAS」を世界27カ国に提供。これまでに20万人以上が受験している。
コロナ禍で子どもたちの基礎学力を不安視していたNCRでは、「TOFAS」を試験的に導入し、のべ1万人以上が受験。
このパイロットを通じて、DepEdは基礎学力の評価・育成に向けた「TOFAS」の有用性だけでなく、教員の指導でも負荷軽減につながることを認識。今回、「TOFAS」を本格的な活用フェーズへと移行するために、同社とMOAを締結した。
今回のMOA締結は昨年12月に、同国メトロマニラ、ケソン市で調印式を実施。NCRはその管轄内に約200万人の生徒を擁しており、DepEdと同社は連携して、今年3月までに全学校の生徒に対して「TOFAS」の受験を促進させる。
また、基礎学力に不安のある生徒に対しては複数回の受験を実施し、必要な学習サポートを提供することで、確実な基礎学力の定着を目指す。
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