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2023年7月5日

みんなのコード、文科省「生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」への見解を発表

みんなのコードは4日、文部科学省「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」に対する見解を発表した。

みんなのコードは、同省が7月4日に公表した同ガイドラインの有識者としてヒアリング対象に選出されており、同ガイドラインの今後の改訂に向けて実践・議論の際に留意すべきポイントを4つに分けて整理。これらをまとめた提言資料として、今回、「同ガイドラインへの見解」として発表した。

「見解」の概要

①「情報活用能力を構成する資質・能力を偏りなく育成する」
生成AIは情報技術の1つであり、その学習は情報活用能力育成の一環として位置付けられる。児童・生徒が情報活用能力を身に付けるためには、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の3観点を偏りなく育成することが必要

②「既存の情報活用能力との接続を踏まえて、学習を考える」
生成AIを他の情報技術の学習と切り離して扱ったり、児童生徒の情報活用能力を考慮せずに学習に取り入れることは適切ではない。既存の情報活用能力との接続を踏まえて学習を考えることが望ましい

③「適否判断を裏付ける原理原則を整理する」
現時点では、生成AIを活用する事例の適否を判断するための原理原則が明らかになっていない。パイロット的な取り組みなどから得られた成果・課題などを踏まえ、学校現場が適切に判断できる原理原則を整理していくことが必要

④「実践や議論の際に、ジェンダーバランスを改善する」
今回のガイドライン作成に関わった有識者には、ジェンダーバランスの偏りが認められる。また、AIの学習データにおけるジェンダーバランスの問題も兼ねてから指摘されている。今後、パイロット校での実践や改訂に向けた議論においては、ジェンダーバランスの改善が必要

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