2023年8月2日
八楽、「AI翻訳を英語学習に活用する実験」の結果を発表
八楽は1日、立教大学異文化コミュニケーション研究科・山田優研究室とタチエスの2者と共同で実施した、「AI翻訳を英語力向上へ活用する実証実験」(MTILT)の結果を発表した。
MTILT(Machine Translation In Language Teaching)とは、語学学習における機械翻訳の活用のことで、今回の実験は、2022年11月~2023年2月までの約4カ月間実施。
隔週1回、各回1時間程度(全7回)の講義では、主にプリエディットとポストエディットの概要と方法を学んだほか、機械翻訳を使用する際に知っておくべき知識(機械翻訳の仕組みや言語学的知見)や機械翻訳がある時代に英語を学ぶことの意味や学習の指針なども扱った。
その結果、受講者(20人)が機械翻訳の活用方法を習得し、英語に対する意識や英語対応力に変化が出る結果となった。具体的には、80%の受講者が英語への苦手意識が減ったと回答したほか、プリエディット(前編集)を実施するようになった受講者が1.5倍増加した。
またタチエスは、全社導入している八楽のAI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」を英語学習の向上に活用できないかと考え、日々の英語での業務や翻訳業に機械翻訳を活用できるようになることを目標に、社員向けに講義を行うMTILTの実証実験に参加。
今回の教育を受けて、どうすれば相手が理解しやすい文章になるか、どうプリエディットをすればより分かりやすい文章になるかということが明確になり、今まで以上に業務で機械翻訳を活用する場面が増え、スムーズなやり取りができるようになったという。
【実証実験の概要】
実施期間:2022年11月~2023年2月までの約4カ月間
参加人数(受講者):20人
英語習熟度:CEFR A2~B1のレベル(TOEIC Reading & Listeningのスコアをもとに概算)
講義回数:隔週1回、各回1時間程度(全7回)
翻訳使用状況:普段は開発業務で多忙で学習に割ける時間はあまりないが、機械翻訳の特徴や使用方法については、ある程度のMTリテラシーを持っている人が多かった
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