2023年8月14日
Schoo×九州大、「オンデマンド型学修での動画メディア有効活用」で共同研究
Schoo(スクー)は10日、九州大学と、学修者に対する個別最適なコンテンツ活用・推奨の仕組みを構築することを目的とした共同研究を開始したと発表した。
両者は、今年1月から共同研究の準備をしてきたが、今回、オンデマンド型学修教材の1つである「動画メディアデータ」の学修ログ取得が可能となったことから、収集した教育データを使って本格的な共同研究をスタートさせた。
今後は、学修者に対する個別最適な動画コンテンツ活用・推奨の仕組み化の検討に向けた課題を整理して、データ活用で学修者に最適な学修を提供することを目指す。
同大は2016年に、国内初の「ラーニングアナリティクスセンター」を設立。教育システムの運用、教育データの管理、データ分析・可視化技術の開発、教育・学修改善の支援などのラーニングアナリティクスに関する研究活動を組織的に実践して、データに基づく教育・学修の改善に取り組んでいる。
一方、同社は2014年以降、約35の大学・教育機関と提携して、高等教育機関向けDXプラットフォーム「Schoo Swing」の提供をはじめとするDX支援を行っている。
同プラットフォームでは、これまでデータ化が難しかったオンデマンド動画に対する学生の理解度やつまずきポイントを、「なるほど」「もやもや」といったリアクションボタンや一時停止などの操作ログを取得することで、学修プロセスデータとして可視化できる。
こうした特徴が、同大ラーニングアナリティクスセンターが進める取り組みと合致したことから、今回、共同研究を行うことにした。
共同研究では、同大の学生に対する個別最適な動画コンテンツ活用・推奨の仕組み化を目指し、まず「Phase1」で、学修動画のコンテンツ情報と学修ログのデータに関する検証を行うために、「Schoo Swing」を使った学修ログの取得を行う。
また、「Phase2」では、取得したデータを元に学生に対する動画学修の体験・効果の最適化を検討していく。
関連URL
最新ニュース
- プログラミング教育、4割以上の保護者が授業についていけるか不安=シンクプラス調べ=(2024年5月16日)
- 2026卒大学生、4月時点のインターンシップ参加率は18.3%=マイナビ調べ=(2024年5月16日)
- 子どもがいる親世代、小中学校の授業短縮の認知度は約2割にとどまる=イー・ラーニング研究所調べ=(2024年5月16日)
- 25年卒の約6割が「オンライン」でのセミナー参加を希望 =学情調べ=(2024年5月16日)
- 中学生の定期テスト前勉強、大多数が「1日3時間半、準備開始は1~2週間前から」=塾選調べ=(2024年5月16日)
- 東京⼯科⼤学、新⼊⽣の「コミュニケーションツール」利⽤実態調査を発表(2024年5月16日)
- 高校の選定理由、親世代と現役学生世代の選定ポイントに差=ネオマーケティング調べ=(2024年5月16日)
- 大阪電気通信大学、研究室紹介サイト「WHO’S LAB」をオープン(2024年5月16日)
- 熊本大学、工学部半導体デバイス工学課程で高専生対象のインターンシップを実施(2024年5月16日)
- 拓殖大学、高校生対象「第14回アイデアのタネコンテスト ORANGE CUP 2024」作品募集中(2024年5月16日)