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2014年2月10日

CANVAS/子ども向けプログラミング学習普及イベントを開催

CANVASは8日、子ども向けプログラミング学習の普及プロジェクト「Programming Education Gathering(PEG)」のキックオフイベントを、東京の福武ホールで開催した。

CANVAS 石戸奈々子理事長

記録的な大雪の中、約200名が参加し、プログラミング学習への関心の高さを伺わせた。

プロジェクトは、Googleの後援のもと、「コンピューターに親しもうプログラム」という名称で2013年10月にスタート。Raspberry Pi財団が開発した名刺サイズのコンピューター「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」や、子ども向けのプログラミング学習ソフト「Scratch(スクラッチ)」を使い、指導者の研修、ワークショップ・授業を実施するほか、インターネットでプログラミング学習の情報を提供している。

プレゼンテーションでは、まずCANVAS 石戸奈々子理事長が登壇。「プログラミング”を”学ぶのではなく、プログラム”で”学んで欲しい」というプロジェクトの主旨や、「多くの人たちと一緒にプログラミング学習を作っていきたいという思いから、集まるという意味の『Gathering』という言葉を使った」と名前の由来などを紹介した。

山内奏人君

Google公共政策部 恩賀万理恵氏は、日本の子どもたちの科学分野への関心の低さを解決するために何かできないか考えていたとき、CANVASに出会ったと、プロジェクト参加の経緯を説明。また、「プログラミング学習は、論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション能力などの素地を作り、全ての職業に役立つ能力を得ることができると信じている」と、Googleの考えを述べた。

そのほかに、現在中学校1年生で、プログラミングの楽しさを広める団体「It is IT」を運営する山内奏人君が、「新しい世界を開くチャンスを義務教育の中にいろいろちりばめて欲しい」と述べるなど、プログラミング学習に取り組む団体が活動事例などを発表した。

ワークショップの様子

会場では、「Raspberry Pi」を使ったワークショップも行われており、参加者たちは、講師の指導のもと、親子で知恵を出しながら、キャラクターを動かしたり、ゲームを作ったりするなど、初めてのプログラミングに挑戦。

また、ハンズオン展示や、ポスター・デモ展示も行われた。

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