2024年11月14日
今取りたい資格、TOP3は「ファイナンシャルプランナー」「日商簿記検定」「心理カウンセラー」=AZWAY調べ=
AZWAYは13日、同社が運営する不動産メディア「幸せおうち計画」が、10代~60代以上までの672人を対象に実施した、「今取りたい資格」に関するアンケートの結果をまとめ発表した。
それによると、「今取りたい資格」の1位は「ファイナンシャルプランナー」(151人)で、「自分の資産管理に役立てたい」や「お金に関する知識を深めることで人生の役に立てたい」などの声が寄せられた。仕事に活用していきたいというよりは、知識を自分の生活に役立てたいと思っている人が多いのが分かる。
2位は「日商簿記検定」(124人)。「将来独立することを考えて取得しておきたい」や「転職に役立ちそう」などの声が寄せられた。現在勤めている会社はもちろん、様々な場所で役に立つ資格だと思われているのが分かる。
3位は「心理カウンセラー」(107人)で、「ストレス社会で辛い状況にいる人の役に立ちたい」や「自分のメンタルの悩みにも役立ちそう」といった声が寄せられた。ストレス社会になり、どんな人でも環境次第でメンタルに悩みを抱えてしまう昨今。誰かのサポートになりたい、自分や周囲のために知識を役立てたいと考えている人が多いようだ。
以下、4位「TOEIC」(98人)、5位「MOS」(78人)、6位「宅地建物取引士」(64人)、7位「カラーコーディネーター」(57人)、8位「ITパスポート試験」(51人)と続いた。
続いて、「取得したい資格」についての回答を男女別に分析したところ、男女ともに1位は「ファイナンシャルプランナー」という結果になった。
ただ、2位以降は大きく異なっており、女性は2位が「心理カウンセラー」、3位が「日商簿記検定」、4位が「TOEIC」、5位が「MOS」だが、男性は2位「日商簿記検定」、3位「危険物取扱者」、4位「行政書士」、5位「宅地建物取引士」という結果になった。
女性がオフィスワークや暮らしに役立つ資格を選んでいるのに対し、男性は仕事に直結する専門性の高い資格を選んでいるのが分かる。現在の男女の働き方の違いが、資格にも反映されている。
また、「取得したい資格」についての回答を年代別に分析したところ、会社勤めが始まったばかりの20代では、「ファイナンシャルプランナー」や「日商簿記検定」、「TOEIC」など仕事で役立つものが選ばれている。
それ以降の年代では、日常でも役立つ「心理カウンセラー」がランクイン。年代が上がるほど上位になっており、より社会に貢献できる資格に意識が向いていくのが分かった。
さらに、「取得したい資格」についての回答を年収別に分析したところ、年収1000〜1499万円の人を除いて、「ファイナンシャルプランナー」が1位という結果になった。仕事でも普段の生活でも役に立つ資格が人気なのが分かる。
他の分析では上位にランクインしていた「心理カウンセラー」は、年収500万円以下の人以外ではランクインしなかった。年収が上がるにつれ、より専門性の高い資格を選ぶ人が多いのが分かった。
また、「取得したい資格」についての回答を最終学歴別に分析したところ、全ての学歴で1位が「ファイナンシャルプランナー」という結果になった。ファイナンシャルプランナーは、性別、年代、年収とどの分類で見ても上位で、人気の高さがうかがえる。
この調査は、10代~60代以上までを対象に、今年8月4日~9月21日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は672人(女性431人/男性241人)。回答者の年齢内訳は10代0.6%、20代23%、30代36.8%、40代23.5%、50代11%、60代以上5.2%。
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