2025年6月18日
北九州市、「学生向けアプリ開発プログラム」の受講生募集を開始
福岡県北九州市は、北九州のIT業界に興味がある学生向けアプリ開発プログラム「DIG IT KITAQ」の受講生募集を、6月16日から開始した。申し込みは7月25日までで、プログラムは8月7日からスタートする。受講は無料。
同プログラムは、同市が主催する学生向け実践型ITプログラムで、昨年に続き2年目の開催。「アプリ開発」をテーマに、市内IT企業の現役エンジニアと交流しながらIT技術を学ぶ。対象は大学生・高専生・専門学生で、同市内外を問わず参加できる。
同プログラムでは、同市内の優良IT企業の現役エンジニアと交流できる機会を多数セッテイング。参加学生が行うアプリ開発に、現役エンジニアがメンターとして質疑応答や相談役になる技術的なサポートをしたり、IT業界や企業の内側を知れるセミナーも開催。業界の知識や企業担当者とのネットワークは、今後の就職活動にも活かせる。
アプリ開発は、学生同士3~5人1組のチームで行う。チーム開発では、それぞれの役割分担やチームワークが重要で、実際に企業での仕事に通じる経験を積むことができる。IT未経験でも、事前学習期間と現役エンジニアのサポートがあり、安心して参加できる。
受講コースは、「ゼロから始めるノーコードアプリ開発コース」と「バリバリコーディングアプリ開発コース」の2つから選べる。
「ノーコードアプリ開発コース」は、ノーコードでアプリ開発の基礎と応用をゼロから学びたい学生向けのプログラムで、ノーコード開発ツール「kintone」を活用して、アプリ開発の基礎から応用までを体系的に学ぶ。募集人数は25人。
「kintone」は、パズルのように画面を組み立てていくだけで、オリジナルのアプリが作れるツールで、プログラミングの知識がなくても、クリック&ドラッグするだけで、フォームや一覧画面を自由にカスタマイズできる。
一方、「コーディングアプリ開発コース」は、Webアプリケーションの設計、開発およびデプロイに必要なスキルを習得するための包括的なプログラムで、アプリ開発初心者でも参加可能。募集人数は25人。
プログラム開催概要
参加申込:6月16日(月)~7月25日(金)まで
対象:大学生・高専生・専門学生(原則、令和7年度卒業予定者は対象外)
受講料:無料
スケジュール:
■8月7日(木)「キックオフ・交流会」
・参加する学生や企業が一同に集まり交流会を行う
・コースガイダンスや、企業紹介、チーム編成を実施
■8月8日(金)・21日(木)・22日(金)・28日(木)・29日(金)「勉強会」(オンライン)
・未経験者でもコースに参加できるように、基礎学習やフォローアップ期間を用意
・勉強会のはじめに企業説明会を実施(IT業界の最新の動きや、企業が求めている人材について知ることができる)
・「ノーコードアプリ開発コース」:オリエンテーションを通して活用事例を学び、簡単なアプリ開発を行う
・「コーディングアプリ開発コース」:オンラインライブ勉強会とEラーニングでNext.jsでのWeb開発について学習
■9月4日(木)「アイディアソン」(対面)
・課題解決に向けて、チームごとにアプリのアイデアを出し合い、設計や制作を進める
・アイディアソン当日は、企業から直接アドバイスを受けることができる
・「ノーコードアプリ開発コース」:チームごとに課題を設定し、Kintoneで解決するアプリのアイデアを出し合う
・「コーディングアプリ開発コース」:課題解決型でUIUXを設計し、最終的にはデザインツールであるFigma上でモックを作成
■9月5日(金)・12日(金)「ハッカソン」(対面)
・チームに分かれて、短期間で集中的に開発に取り組むハッカソン形式のイベントを、2週にわたって実施
・イベント期間中は、現役エンジニアや企業の人事担当者から直接メンタリングを受けることができる
・「ノーコードアプリ開発コース」:設計状況確認と現状の課題確認を行い、必要に応じて拡張機能の使い方まで学習できる。プレゼン準備や公開設定を行い、成果発表会に向けた準備を行い、北九州のIT企業のエンジニアたちが直々にメンタリングを行う
・「コーディングアプリ開発コース」:アイディアソンで作成した設計、モックをもとに1週間でチーム開発を行う。Githubでリポジトリを作成し、発表時にはリポジトリに提出も行う。北九州のIT企業のエンジニアたちが直々にメンタリング
■9月6日(土)〜11日(木)「制作期間」(成果発表会へ向けて、制作が本格スタート)
■9月15日(月)「成果発表会、進出IT企業との懇親会、表彰式」(自身が制作したアプリを発表会形式でプレゼン)
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