2025年8月1日
課外活動、「実績あり」と「なし」では国公立大合格に5倍以上の差 =じゅけラボ予備校調べ=
エンライクが運営する「じゅけラボ予備校」は7月31日、総合型選抜入試で受験した全国の18~21歳の男女186人を対象に実施した、「課外活動実績の有無が受験結果に与える影響」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、今回の調査で最も顕著な差が見られたのは、合格した大学の種類。「活動実績あり」の学生は、16.3%が国公立大学に合格しているのに対し、「活動実績なし」の学生は3.0%に留まり、実に5倍以上の差が開いた。
さらに、いわゆる難関私立大学(早慶上理、GMARCH、関関同立)に合格した割合を見ても、「活動実績あり」の学生が合計で24.2%に達する一方、「活動実績なし」の学生は6.0%と、こちらも4倍の差が見られた。
この結果は、総合型選抜入試で、特に難易度の高い大学ほど、学力だけでは測れない生徒の主体性や探究心、行動力を示す「活動実績」を極めて重要視していることを示唆しており、活動実績は、難関大学への挑戦権を得るための「パスポート」のような役割を果たしている可能性が高いと考えられる。
ところが、意外なことに、「第1志望大学に合格した」と回答した割合は、「活動実績なし」の学生が81.1%だったのに対し、「活動実績あり」の学生は78.7%と、わずかに下回る結果になった。
この一見矛盾した結果の背景には、両者の「第1志望校」の選び方の違いが類推される。活動実績という強みを持つ学生は、より高いレベルの大学に挑戦する「挑戦的な目標設定」を行う傾向があり、結果として第2志望以下の大学に進学するケースも一定数含まれる。
一方で、活動実績がない学生は、自身の学力や状況を鑑み、合格の可能性が高い大学を第1志望とする「堅実な目標設定」を行う傾向がある可能性が考えられ、結果的に第1志望の合格率が高まっていると思われる。つまり、合格率の数値だけでは、受験の成功度合いを単純に比較することはできない。
難関大学で強さを見せる「活動実績あり」の学生だが、そのうちの7割(69.3%)は「その他私立大学」に合格していることも見逃せないポイントで、活動実績を持つ学生が、必ずしも偏差値や大学名だけで進路を選んでいるわけではないことを示している。
校内外での活動を通じて自身の興味・関心や将来の目標が明確になった結果、特定の学問分野に強みを持つ大学や、自身の学びたいことに合致した環境を持つ大学を、主体的に「第1志望」として選択しているケースが多いと推察される。
また、総合型選抜で自己アピールに活用された活動実績の内訳を調査したところ(総合型選抜入試で受験した18〜21歳男女495人が対象)、最も多かったのは「部活動(運動部)」34.14%で、次いで「部活動(文化部)」31.31%となり、両方を合わせると6割以上の学生が部活動の経験をアピール材料にしていた。
これは、長期間にわたり目標達成に向けて努力する継続性や協調性が、依然として大学側から高く評価される「王道」の実績であることを示している。
その一方で、「校外活動(習い事・留学・探究学習など)」を挙げた学生も26.06%にのぼり、4人に1人が学校の枠を超えた主体的な活動をアピールしていることが分った。これは近年の教育で重視される「探究学習」の成果や、個人の興味関心を突き詰めたユニークな経験が、新たな評価軸として定着しつつあることを示唆している。
この調査は、「総合型選抜入試(旧AO入試)で大学受験をした」全国の18歳から21歳の男女を対象に、6月13日~7月18日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は186人(活動実績有り153人/活動実績なし33人)。
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