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2025年12月3日

Scramble、普通科高校生でも扱えるロボット・AI教材「QUESTiX」を開発

次世代ロボットエンジニア支援機構(Scramble:スクランブル)は2日、普通科高校生でも扱えるロボット・AI教材「QUESTiX」(クエスティックス)を開発したと発表した。

QUESTiXは、普通科高校生をメインターゲットにしたロボットキット・授業資料がセットになった教材で、探究学習などで活用できる。工業系だけでなく普通科高校でもロボットやAIなどの先端技術に自らの手で触れることで、テクノロジーを扱うことの楽しさ・魅力を体感できる。

ロボット・AI分野の最前線で働く若手ロボットエンジニアや大学教員たちが教材と授業を企画・制作。ダイレクトドライブモータなどのスマートモータ、LiDARやカメラなどのセンサ、シングルボードコンピュータ上で動くROS 2でのロボット制御基盤など、近年のロボットで使われている要素を盛り込み、配膳ロボットと同程度の機能であれば学べる教材になっている。

同教材では、約60cm立方の大型ロボットを、5~6人のチームで組み立てる。機械組み立て、制御回路の配線、プログラミングなどを分担して、チームで1つのロボットを完成させる体験を通して、ものづくりに不可欠なチームワークを培う。

画像認識AIを自ら訓練する授業や、ChatGPTなどの生成AIを使って日本語の文章からプログラムを生成する授業も行う。最新のAIを積極的に活用し、テクノロジーを「自分でも扱える」と感じられる授業設計になっている。

また、学べる教材だけではなく、まずは楽しめる教材としてロボットを使った対戦機能も搭載。やわらかいフリスビーをロボット同士で投げ合って相手ロボットを倒し合う、ゲームのようなロボットバトルを体験できる。

今回、文科省「DXハイスクール」の2025年度採択校・京都橘高校に導入してもらい、9月から授業を実施。27人の受講生徒を5チームに分け、9回の授業でロボットを各チーム1台製作、最終日にはロボット同士を対戦させた試合を行った。

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次世代ロボットエンジニア支援機構

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