2025年12月25日
11カ国調査で見えた親の「子ども観」が「将来への期待」に与える影響=スプリックス教育財団調べ=
スプリックス教育財団は「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」を実施し、このたび、保護者の「子ども観」と「将来への期待」の国際比較に焦点を当てた報告を公表した。
調査は今年4月~8月に、世界11カ国の小学4年生および中学2年生相当の子どもを持つ保護者を対象に行われ、2313名の回答サンプルを得た。

それによると、日本の保護者にとって子どもは「喜び」90%であるという回答が他国より多く、次いで「かすがい」32%、「心配の種」26%と、「感情的な関係」を強く強調する回答が続いた。一方で、他国の保護者にとって子どもは「喜び」67%に次いで「社会貢献」45%、「自立」44%が多く、日本と比べて「社会的役割」への期待が強い傾向が見られた。

将来への期待に関しては、日本の保護者は子どもに「自分の考えをしっかり持つ」68%ことを最も期待しており、次いで「家族を大切に」58%、「他人に迷惑をかけない」46%、「友人を大切に」38%といった「身近な人間関係」を重視する回答が続いた。他国の保護者は「家族を大切にする」46%を最も重視しているものの、「経済的に豊か」41%、「社会のために尽くす」35%といった「社会的・経済的な成功」を期待する回答が多い傾向にあった。

日本では「親の喜び」や「家族のつながり」といった身近な幸せを認識することで、個人の考えや身近な人間関係を重視する傾向がある一方、他国では「独立した存在」で「将来の社会の一員」といった役割期待を認識することで、経済的な成功や社会貢献を重視する傾向につながっていると考えられる。調査では、このように「子ども観」と「将来への期待」は明確に一貫性を持っていることが示されたとしている。
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