2026年2月13日
総合型選抜、高校生保護者の7割以上が「仕組みを十分に理解できていない」と回答=森塾調べ=
スプリックスが運営する個別指導塾「森塾」は12日、関東(1都6県)と大阪に居住する高校生の保護者620人を対象に実施した、「総合型選抜の認知に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「『総合型選抜』という言葉を聞いたことがあるか」と尋ねたところ、「言葉を聞いたことがない」保護者はわずか30%で、制度の名称自体は広く浸透していることが分かった。
だが、「内容まで把握している」層は27%だけで、43%が「内容はよく知らない」と回答。7割以上の保護者が総合型選抜の「仕組みを十分に理解できていない」ことが分かった。入学者数が増加し続ける「入試の新主流」であるにもかかわらず、具体的な中身(評価基準や選抜方法)については、まだ多くの家庭で情報が不足していることが伺える。

次に、「総合型選抜と学校推薦型選抜の違い」について聞いたところ、違いを明確に説明できる保護者はわずか11%で、10人に1人しか違いを説明できないことが分かった。違いが分からない層が4割を超えており、2021年度から制度名が新しくなったことで、旧来の「AO入試」「推薦入試」のイメージのまま、現代の複雑な仕組みを捉えきれていない可能性が推測される。
ちなみに、「総合型選抜」(旧AO入試)は、高校からの推薦状は原則不要で、自らの意思で出願でき、大学が求める学生像に合致するかを対話や書類で時間をかけて判断する。一方、「学校推薦型選抜」は、校長の推薦が必須で、高校の成績が重視され、校内選考を通過する必要がある。

また、「総合型選抜を子どもの受験の選択肢に入れているか」を聞いたところ、31%が「有力な候補」とする一方で、41%は「今のところ考えていない」「どうすればいいか分からない」と回答。総合型選抜は書類作成や面接など準備が多岐にわたり、一般選抜より早期に志望校を固める必要があり、この「準備コスト」の高さが、内容を把握しきれていない層にとって高いハードルになっているようだ。

最後に、総合型選抜について、「学力試験以外の対策はしているか」と尋ねたところ、「自分なりに情報収集や分析を始めた」という層が21%存在する一方で、同時に25%もの保護者が「何をすべきか分からない」と回答。独学での対策には限界があり、正解が見えないことへの強い不安が伺える。
この調査は、関東(1都6県)と、大阪に居住する高校生の保護者を対象に、1月30・31日にインターネットで実施した。有効回答数は620人。
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