2026年4月30日
小5~高3生の平日の家庭学習、49.9%が「30分未満・未実施」=明光義塾調べ=
明光ネットワークジャパンが運営する学習塾「明光義塾」は28日、小学5年~高校3年生の子どもを持つ保護者800人を対象に実施した、「学習習慣と新学期のモチベーション実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、子どもが学習習慣を身につけるうえで、「家庭だけでは難しいと感じることがあるか」と尋ねたところ、63.1%が「感じている」(非常に感じている15.6%、やや感じている47.5%)と回答。子どもの学習習慣の定着は、家庭内の努力だけでは対応しきれない課題として、多くの保護者に認識されている実態が明らかになった。
また、平日に学校の宿題以外の家庭学習(予習・復習・自主学習など)を「1日あたりどの程度行っているか」を尋ねたところ、最も多かったのは「30分〜1時間未満」27.5%だった。一方、「30分未満」23.8%と「ほとんどしていない」26.1%を合わせると5割近く(49.9%)に上り、宿題以外の自主的な学習習慣が十分に定着していない実態が浮き彫りになった。「1時間以上」学習している割合は合計20.4%(1〜2時間未満15.2%、2時間以上5.2%)にとどまり、学習時間の2極化傾向も伺える。
次に、「家庭学習を行う習慣が身についていると思うか」を聞いたところ、52.2%が「身についている」(身についている15.1%、ある程度身についている37.1%)と回答。一方で、45.1%が「身についていない」(身についていない22.0%、あまり身についていない23.1%)と回答しており、習慣化できている家庭と、まだ定着しきっていない家庭がほぼ拮抗する結果となった。家庭ごとに学習習慣の定着状況に差がある様子が伺える。
また、家庭学習で「生成AI(ChatGPTなど)やAI学習アプリをどの程度活用しているか」を聞いたところ、35.6%が「活用している」(よく活用している8.5%、時々活用している27.1%)と回答。一定割合の家庭で生成AIの活用が進んでいる一方で、活用していない層も多く、家庭学習でのデジタル活用の広がり方には差が見られる結果となった。
子どもが家庭学習で生成AI(ChatGPTなど)を利用することについてどう考えているかを尋ねたところ、「どちらともいえない」37.6%が最も多く、以下、「条件付きで認めている」26.0%、「積極的に利用してほしい」17.4%と続いた。一方で、「あまり利用してほしくない」は14.2%、「利用してほしくない」は4.8%。肯定・慎重・判断保留が分かれる結果となり、家庭における生成AI活用の是非について、保護者の間で意見が定まりきっていない状況が伺える。
新学期が始まり約2週間が過ぎた時点で、「子どもに疲れやストレスの様子が見られるか」を尋ねたところ、48.3%が「見られる」(強く見られる9.5%、やや見られる38.8%)と回答。新しい学年や環境への適応が進む一方で、生活リズムの変化や学習負荷などが重なる時期でもあり、一定数の家庭で子どもの心身への負担が感じられている様子が伺える。新学期序盤の段階でも心身の変化が表れやすく、家庭での早めの見守りや対応が重要となると考えられる。
また、ゴールデンウィーク明けの子どもの学習意欲や生活リズムの乱れ(いわゆる「五月病」傾向)について心配しているかを聞いたところ、46.7%が「心配している」(非常に心配している10.6%、やや心配している36.1%)と回答した。長期休暇後は生活リズムの切り替えが必要となる時期でもあり、新学期の疲れが残る中での再スタートに対して、一定の不安を感じている保護者が多い状況が伺える。
最後に、これまでの新学期やゴールデンウィーク後のストレス(五月病)対策として効果があった家庭での対応について尋ねたところ、最も多かったのは「無理をさせない」32.8%で、次いで「干渉しすぎない」27.5%、「子どもの話をよく聞いた」26.2%などが続いた。過度に介入するのではなく、子どものペースを尊重しながら見守る関わり方が、家庭内でのストレス軽減につながっている可能性が伺える。
この調査は、小学5年~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に、4月20~22日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は800人。
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