2026年9月25日
岡山大学、学生が岡山県立倉敷南高校でデータサイエンス講座を実施
岡山大学は23日、岡山県立倉敷南高等学校で、データ分析への心理的ハードルを下げ探究心を育むことを目的とした出前講義「データサイエンス講座」を開催し、同校の生徒が参加したと発表した。当日は、同学公認サークル「DS(データサイエンス)部」の前田緑仁さん(経済学部4年)をはじめ、医学部や工学部の学生メンバー4人が講師を務た。
これまでの高大連携講座では、地域のミクロデータ分析や生成AIの数理的背景の解説が中心だったのに対し、今回は、世界中のデータサイエンティストが集まるプラットフォーム「Kaggle(カグル)」が提供する、英語表記の「Spotifyトラックデータセット」を教材として新たに導入した。
生徒たちは3人一組のチームを結成し、疑似データサイエンティストとして「ヒット曲に隠された秘密を解き明かす」ミッションに挑戦。生成AIにサポートさせることで、生徒たちは、プログラミングや英語表記という専門的スキルの壁を乗り越え、「散布図」や「相関係数」といった高校の「数学Ⅰ」で学ぶ知識を即座に活用し、仮説検証やデータの背景にある意味の考察という本質的な探究プロセスに短時間で集中して挑んだ。
参加した生徒たちからは、「英語のデータでも生成AIを使うことで抵抗なく分析でき、数学で習う相関係数が実際の音楽ヒット予測にどう使われているか実感できた」、「複雑な操作に悩まされず、データからヒットの法則を考える楽しさを体感できた」といった声が寄せられた。生成AIを媒介とすることで、専門スキルや言語の障壁を乗り越え、高校数学の有用性をリアルタイムで体感する意欲的な取り組みとなった。
今年度のDS部は、生成AIを活用したデータ分析をはじめ、対象(教員向け・生徒向け)に応じた実践的な生成AI講座など、各高校のニーズや学習段階に合わせたセミオーダーメイド型の探究伴走支援にも挑戦している。
同学は、DS部のような学生の自主的活動を支援することを通じて、高校生の自律的なデジタル活用や探究活動を支援するための先端技術を取り入れた、多様な出前講座や高大連携プログラムを推進していくという。
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