2015年2月17日
DNP/東大附属図書館で世界最速レベルの高速ブックスキャナーの試験運用開始
大日本印刷(DNP)は16日、東京大学附属図書館の蔵書をデジタル化するにあたり、世界最速レベルの高速ブックスキャナーの試験運用を開始したと発表した。高速ブックスキャナー利用し、貴重な蔵書や資料を傷つけることなく、効率的にデジタル化する手法の確立を目指す。
高速ブックスキャナーは、DNPが東京大学の石川正俊教授・渡辺義浩講師の研究チームと共同で開発した。
1分間に250ページという世界最速レベルで、書籍などを冊子体のまま1ページずつめくりながら撮影し、画像データとして保存。画像データの文字を光学文字認識(OCR)処理によってテキスト化し、検索可能なデータとして活用する。
東京大学附属図書館は、本郷キャンパスの総合図書館を大幅に拡充する「新図書館計画」の一環として、蔵書をデジタルデータとして保存するとともに、その活用に取り組んでいる。今回、DNPは、同図書館の書籍や学術資料などのデジタル化だけでなく、タイトル毎の書誌データを作成する。
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