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2015年7月6日
ネットワールド/沖縄高専と共同で名護市に「セキュリティ共同研究センター」設置
ネットワールドは6日、沖縄県名護市にある名護経済特区開発機構の協力を得て、名護市所有のマルチメディア館に、沖縄工業高等専門学校と共同で「セキュリティ共同研究センター」を開設すると発表した。
本研究では、Webサイトは常に進化するものと判断し、過去データとの比較による変化から改ざんなどの異常値を検索する方式ではなく、検査するWebコンテンツ自体から異常値を検索できるような手法を、多種多様なWebサイトから正常性を判定できる特徴を抽出し定量化することで、Webコンテンツのコードを可視化し、異常値(外れ値など)を検索しやすい状態を構築するもの。
名護市は、情報通信特区として設備を整えるなど、企業誘致・サポート体制を強化しており、特区としての優遇措置を活用し、新たに産学の集積と更なる雇用の拡大を推進している。
ネットワールドは、ネット上で外部からの攻撃などによって引き起こされる「改ざん」を検知し、瞬時にアラートをあげるサービス「WebS@T」(ウェブサット)改ざん検知サービスを2007年に、さらにWebアプリケーション上のぜい弱性を診断検知するサービスを2014年より提供開始している。
沖縄高専は、開校当初より情報セキュリティを必修科目として教育プログラムにもつなど、いち早く情報セキュリティ分野に力を入れた研究・教育を行っており、伊波 靖教授を中心に「不正プログラムの検知に関する研究」、「Webアプリケーションに対する攻撃検知に関する研究」などを研究テーマとして扱ってきた。
産学協同の研究をすすめることで、教育分野での人材育成など底辺拡大についても協力して行い、さらに脅威を増しているネット犯罪への対策を研究テーマに、安全・安心なIT社会実現への貢献を目指すとしている。
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