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2016年8月31日
幼稚園などで“遊び込む経験”が多い方が「学びに向かう力」が高い
ベネッセ教育総合研究所は30日、幼稚園や保育園、認定こども園などに通う年長児をもつ保護者2266名を対象に2016年2月に実施した「園での経験と幼児の成長に関する調査」の結果を発表した。
今回の調査によると、年長児の1年間を保護者が振り返った際に、子どもが園で自分なりに遊びに工夫をしたり、見通しをもって遊ぶなどの“遊び込む経験”を多くしたと感じるほうが、子どもの好奇心やがんばる力などの「学びに向かう力」が高くなる傾向がみられたという。
「学びに向かう力」は、非認知的能力、社会情動的スキルともいわれ、生涯にわたり、社会生活を営むうえでその人を支える基盤となる力といえるが、この力を支えるのが園生活での“遊び込む経験”であると考えられるという。
また、“遊び込む経験”をするためには、園で自由に遊べる環境や教諭の受容的な関わりが大切であることもうかがえるという。さらに“遊び込む経験”と友だちとの“協同的な活動”の経験には関連が見られたことから、遊び込む過程で友だちと豊かに関わる子どものたちの姿が浮かび上がってくるという。
一方、今回の調査では、園生活を通した保護者の成長実感が総じて高く、園便りなど園との接点から得る情報を子育ての参考にしているほうが、保護者自身が成長を実感して、子どもの意欲を尊重する養育態度をとる傾向がみられたという。こうした養育態度が「学びに向かう力」に関連している可能性もうかがえたという。
本調査は、子どもの成長と関連する園での経験や、それを支える園の環境がどのようなものなのかを検証するものであり、園での子どもの経験という視点から「保育の質」を議論する際の参考資料になるものだという。
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