2017年2月17日
新見市立思誠小がプログラミング的思考を育てる理科の授業
岡山県総合教育センターは16日、岡山県新見市立思誠小学校の第6学年が、14日に行ったプログラミング的思考を育成する理科の授業の内容を発表した。
授業でははじめに、教室の照明をつけることは「スイッチを押す」という命令を実行していることを確認。一方で、学校のトイレはスイッチを押さなくても自動的に照明がつき、しばらくすると自動的に消えることに着目。これには「動きを感知する」や「何秒継続する」という命令が必要だということを導き出した。教員はこの一連の命令を、「littleBits」を使った簡単な回路で再現し、児童たちの理解を深めた。
次に、教員はトイレの照明を節電するためにはどうしたらよいかを問いかけた。すると、児童から「明るい日中でも電気がつくのはもったいない」との意見が出た。このことから、「明るさセンサー」という命令を加え、周りが明るいときには電気をつけないというプログラムにすればいいと児童たちは考えた。
児童たちは、ホワイトボード上のマグネットを命令と見立て、その命令をどの順番で実行し、組み合わせをどうしたらいいかをグループで試行錯誤し、簡単なプログラムを作った。教員は、児童が作ったプログラムを「littleBits」を使って再現し、意図した通り、明るかったら電気がつかないプログラムになっていることを確認した。
この日、児童たちは、身近な電気製品もプログラミングされて動いていることを知るとともに、プログラミングは一つひとつの命令を順に組み合わせていることや、意図した動きを実現する方法は一つではなく、様々な工夫ができると理解することができた。
思誠小学校では今後、シャープの「RoBoHoN」を使ったロボットプログラミングの授業を22日に行う。当日は、隣接の岡山県立新見高等学校の生徒が先生役として、児童たちに授業を行う予定だ。
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