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2017年7月21日
AI(人工知能)が全国の報道機関に「音声」で第一報配信
報道系ベンチャーのJX通信社は20日、AI(人工知能)を活用し、SNSから事件・事故・災害などの緊急情報を検知する「FASTALERT」(ファストアラート)の新機能として、「音声」による速報を全国の報道機関に伝える「ビーコ」を正式にリリースしたと発表した。
AIによる緊急情報サービス「FASTALERT」は、SNS上に溢れる無数の投稿の中から事件・事故・災害など緊急性の高い情報を自動で収集し、報道機関に提供している。AIが少ない手掛かりから「いつ・どこで・何が起きたのか」を素早く、高い精度で正確に解析できるのが特長。
「FASTALERT」は、すでに日本テレビやテレビ朝日はじめ在京TV局の大半や共同通信、産経デジタルなど多数の大手報道機関が正式に採用。地方のTV局や新聞社などへの利用も拡大しているという。
例えばTV局の場合、「FASTALERT」での第一報覚知を起点に、報道ヘリや中継車の出動、警察・消防当局などへの確認取材をスピーディに行い、いち早く速報を伝えることに活用しているほか、最近では一般ユーザーが投稿したゲリラ雷雨や土砂災害など報道価値の高い写真、動画の覚知にも活用されている。
今回、同社ではこの「FASTALERT」に、音声合成技術を活用した読み上げ機能「ビーコ」を追加し、リリースした。同社で覚知した情報が「FASTALERT」を通じて全国の報道機関に速報される際、この自動音声「ビーコ」を通じて情報の内容が読み上げられる。
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