2014年3月18日
セーフガブ/「子どものプラバシー守る責任は学校」と親の6割が回答
安全で信頼できるクラウドコンピューティングを推進する非営利団体SafeGov.org(セーフガブ)は18日、小中高の教室内でのインターネット利用に対する意識調査「日本の保護者の意識調査」の結果を発表した。
調査期間は、2月4日から2月8日。日本国内の小中高校生の保護者500名を対象に、オンライン調査を実施した。
調査によると、学校内でのインターネット利用について、保護者の46% が就職に必要なスキルが身につく、45%がグローバル経済に不可欠な21世紀型のスキルが身につくと答えた。
企業が、インターネット閲覧傾向などのデータの収集や分析などを行う「データマイニング」の存在について質問したところ、59%が正しく認識していないことが明らかになった。
企業がオンライン広告の対象として、学校で子どもの電子メールやインターネット閲覧傾向を追跡・分析することについては、74%が心配していると回答。
大多数の保護者がデータマイニング関連の行為に否定的で、とりわけ子どものパーソナル情報の追跡・分析には強い抵抗を示した。
また、5人中3人の保護者が、子どもたちのプライバシーを保護する主な責任は学校にあると回答し、80%以上の保護者が、学校は企業に対し明確な個人情報の保護方針を求めるべきだと考えていることが分かった。
61%の保護者が、データマイニングに関するオプトアウトポリシー(*1)を設定することで、学校内でのインターネット利用を容認できると考えている。
(*1): オプトアウトポリシーとは、企業によるユーザー情報の利用を拒否するなどの方針を事前に決めておくこと。
調査概要
調査名称:日本の保護者の意識調査~教室内でのテクノロジー利用に対する日本の保護者の見解~
調査対象:日本在住で小中高校に通う子どもをもつ保護者
有効回答:500人
調査期間:2014年2月4日~2月8日
調査手法:オンライン調査
調査会社:米ブランズウィック社
関連URL
最新ニュース
- Barbara Pool、渋谷区教委が小・中学校の探究を集約する「My探究」サイトを公開(2025年12月24日)
- 「マイナビ 2027年卒 インターンシップ・キャリア形成支援活動に関する企業調査」結果発表(2025年12月24日)
- 山形市、高校生のAI学習を支援する「ガバメントクラウドファンディング」開始(2025年12月24日)
- 「第11回関西教育ICT展」出展企業募集中 説明会動画を公開(2025年12月24日)
- 鎌倉女子大学短期大学部、授業の一部をオンデマンドで受けられる「DX時間割」来春導入(2025年12月24日)
- ドローンショー・ジャパン、高校生ドローンレーサー山本悠貴選手「WTW全国大会2025」2連覇(2025年12月24日)
- ユードム、小学生向けプログラミング大会「ユードムチャレンジカップ2025」に特別協賛(2025年12月24日)
- 丸文、AIコミュニケーションロボ「Kebbi Air」の教育市場への本格参入始動(2025年12月24日)
- SCC、全国の学生927人が参加した「アプリコンペ2025」の受賞作品を決定(2025年12月24日)
- Google for Education、「生成AIの『普段使い』で実現するこれからの教育現場」2月開催(2025年12月24日)


















