2014年3月28日
反転授業の研究/「第7回 反転授業オンライン勉強会」を開催
反転授業の研究は26日、Web教室システムを使った「第7回 反転授業オンライン勉強会」を開催した。
今回の勉強会のテーマは「対話と集合知、学習する組織」。
反転授業の研究 田原真人代表が、「多様性のある森を育てる」という思いから、Facebookで反転授業の研究を立ち上げたとグループ設立の経緯を紹介。さらに、グループに集合知を発生させ、その体験をメンバーが現場の実践に生かすという循環を作りたいと、今回のテーマを選んだ理由を述べた。
「学ぶことのそもそも論とこれからの方向性」と題した講義では、ワークショップデザイナー 福島毅氏が登壇した。講義動画の作成といった技術論の前に、社会の変化を踏まえた上で、学ぶ目的や意義について考える必要があると自論を展開。反転授業を行うために、教員には、生徒の学びを促進したり、環境を整備する役割が求められるようになり、ファシリテーション力やコミュニケーション力が必要になると語った。
次に、「学習チームをいかにつくるか」について、組織コンサルタント 鈴木利和氏が講義を行った。大学のボート部時代の経験から、環境のデザインがうまくいくと、メンバーが主体性を発揮するようになると気づいたという。チームのメンバーそれぞれが目的に向けて仮説を持って取組み、メンバー同士で事例を共有することで、チーム内の学習が活性化すると語り、さらに、異なった仮説があると、議論が活発になり、お互いが学ぶことが増えると付け加えた。
最後に、「学習する組織のリーダーになろう!」というテーマで、クマヒラセキュリティ財団 福嶋史氏が登壇。学習する組織のリーダーの役割を、メンバーの参加意欲や学習能力を引き出すことと語り、続けてリーダーに求められる2つのポイントを解説した。自分の中の偏見・色眼鏡を意味する「メンタルモデル」を知ることで視野や学習の幅が広がると紹介。また、自身の経験を振り返る「リフレクション(内省)」で、成功や失敗から学び次に生かすこと語った。
関連URL
最新ニュース
- 中高生が音声通話をする相手、男子は「同じ学校の友だち」、女子は「母親」が1位=LINEリサーチ調べ=(2025年4月8日)
- 全国3276高校の主要大学合格者数総覧 東大・京大・難関国立大「合格率トップ50」/『AERA』発売(2025年4月8日)
- デジタル人材共創連盟、デジタル学園祭「第2回 全国情報教育コンテスト」の文部科学大臣賞/最優秀賞決定(2025年4月8日)
- Matchbox Technologies、スポットワーク内製化SaaS「マッチボックス」が専門学校に導入(2025年4月8日)
- 日本福祉協議機構、NIJINアカデミー愛知UNIBO校がサービス運用開始(2025年4月8日)
- キズキ、不登校の保護者向け無料オンラインイベントを14日開催(2025年4月8日)
- FCE、「Dash」活用した英語×プログラミング教材「Wonder Code」の体験会20日開催(2025年4月8日)
- アルク、語学学習アプリ「booco」で「キクタン」がお得に購入できるキャンペーン(2025年4月8日)
- QQEnglish/QQキッズ、「新規入会全プラン 初月9円キャンペーン」開始(2025年4月8日)
- Turnitin、日本語の提出物に対応したAI ライティング検知機能を提供開始(2025年4月8日)