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2016年3月22日
親子で参加するイベント「世界算数×STEM」でSTEMの熱気
埼玉大学 STEM教育研究センターとソニー・グローバルエデュケーション(Sony GE)、花まるグループは19日、20日の2日間、「未来を創る思考力を育むには?親子で最先端の学びを楽しもう!」をテーマに、「世界算数×STEMイノベーション 2016春」を埼玉大学東京ステーションカレッジで開催した。
イベントには2日間で約200組の親子が参加し、会場はSTEMの熱気に溢れていた。
イベントの冒頭、「わくわく数の世界の大冒険 世界は数学でできている。」と題して基調講演を行ったサイエンスナビゲーターの桜井進氏は、時と場所を表すのに数字が大事、と江戸時代の十二支から話を始めた。「“万物の根源は数なり”と言ったピタゴラス以来どれほどの研究者の努力や発見が数学を切り開いてきたか、そして文明を支えてきたか。数学はマジックだ」と数学の楽しさを語り、最後に「あなた自身の中に数学がある」と、数学への興味喚起を訴えた。
つづいて行われた「STEM教育トークセッション~算数数学でワクワクする日常をどう作り出すか~?!」では、Sony GEの礒津政明CEOが「
21世紀に求められる力を身につけるための“教育の再定義”が必要だ」と考えを示し、ソニーが目指すイノベーション教育は「思考力」と「創造力」だとして、「世界算数」と「ロボット・プログラミング教材」について紹介した。
埼玉大学教育学部の野村泰朗准教授(STEM教育研究センター代表)は、「社会科、算数科と関連づけた ロボット作りを通じたSTEM教育の実践」と題して、総合的な学習の時間を使ったSTEM教育について紹介。STEM教育のポイントは、「学習理論・学習感の転換」と「対象世界を理解するための手段“ものづくり(Make things)”」、そして「問題解決の見方考え方としての“工学(Engineering)”」の3点だと説明した。
イベントでは、本大会に先駆けて第3回世界算数にチャレンジ。タブレットに向かって真剣に取り組む親子などで満席となった会場は、張り詰めた空気に包まれていた。世界算数大会は、3月25日~27日の3日間行われる。
その他、「3Dプリンティング」や「ロボット・プログラミング」の体験授業や、12日から提供を開始したばかりの思考力育成に特化したアプリ「Think!Think!」を使った花まるラボの「思考力ミニ授業」など、どの教室も満席の賑わいだった。
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