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2016年4月8日
ネットワンシステムズが筑波大学のキャンパス情報ネットワークを構築
ネットワンシステムズは、筑波大学の全学生・教職員約1万5000名が利用する、高度なセキュリティを備えたキャンパス情報ネットワークを構築したと発表した。この環境は昨年10月から稼働している。
筑波大学は、2007年にギガビットイーサネットによる高速・大容量なキャンパス情報ネットワークを導入。しかし、導入から8年が経過し、さらなるネットワーク速度の向上に加え、近年急増しているサイバー攻撃へのセキュリティ対策が必要になっていた。
今回構築したキャンパス情報ネットワークでは、外部境界と内部に2段階で設置したファイアウォールによる各種セキュリティ強化に加え、様々な運用負荷軽減の仕組みも導入した。
外部境界には、F5社の「BIG-IP 7200v」を設置し、DoS/DDoS攻撃を防御。
外部との全通信、内部の主要通信を経由する場所には、Palo Alto Networks社の広帯域な最上位シリーズ「PA-7050」を導入し、IDS/IPS、サンドボックス、アンチウイルス、アンチスパイウェア、URLフィルタリング、そして、利用するアプリケーションとユーザを識別した通信制御を実現した。
さらに、運用面でもセキュリティを強化するため、筑波大学はネットワーク更新に併せて、既存の部局単位での管理体制から学術情報メディアセンターでの集中管理体制へと変更している。
この集中管理体制における運用負荷を軽減するために、「PA-7050」の機能によって、クライアント端末や外部公開サーバなど接続機器の種別ごとにセキュリティゾーンを大きく6つに分け、それぞれのカテゴリに応じたファイアウォールポリシーをテンプレート化して一括適用している。
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