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2016年9月2日

遠隔出社を可能にする分身ロボットOriHimeBizをリリース

オリィ研究所は1日、「存在感を伝達する」分身ロボットOriHimeをビジネスシーンでの利用に特化させたOriHimeBizをリリースしたと発表した。

OriHimeとは、スマートフォンから (年内にPCも対応) インターネット経由で、直感的に動かすことができ、視覚・聴覚を有し、音声を発して相手と会話ができる、利用者の分身となる小型ロボット。

02-ori開発当初は入院患者が家や学校に設置されたOriHimeを遠隔操作して家族、 友達との団欒を楽しんだり、 ALSなどの難病患者が第二の体として利用したりなどの用途が多かったが、近頃は、在宅ワークのツールとして、また出張中の出社ツールとして、ビジネスシーンで利用されることが多くなってきたことを受けて、「スケジューリング機能」「一時ミュート機能」「一時離席機能」などを搭載して、スマートフォンアプリOriHimeBizとしてリリースしたもの。

これまでのビデオ会議などのテレワークツールは、明確な目的のあるコミュニケーションには向いていたが、雑談などによるチームの人間関係構築の不便性、常にいないことによる意識のズレや情報の欠落、モチベーション維持の困難性などの課題があった。OriHimeでは、操作者の姿は見えないが、声と動きで映像以上に、まるでその人がその場にいるような存在感を伝えることができるという。また、発話時のみマイクをONにすることで常時接続への心理的ハードルを下げる配慮もされている。

今後は、在宅ワークや本社・支社間コミュニケーションの用途はもちろん、地方の観光案内所など人手の足りない窓口での業務にも利用を拡大させていく方針だという。

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株式会社TENTO

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