2017年12月4日
DSC、「デジタル文具白書2017」を公開
デジタル文具の普及や市場の発展を推進するDSC (デジタル ステーショナリー コンソーシアム インク) は1日、米Jon Peddie Researchの協力のもと、今後成長が見込まれるデジタル文具市場における新たなビジネス機会と、デジタルインク技術がもたらすイノベーションと可能性に関するレポート「デジタル文具白書2017」を公開した。
それによると、大企業からスタートアップ、学術研究機関、非営利組織、老舗の文具メーカーまで、業界の枠を越えてデジタル文具に関する取り組みが進んでいる。例えば、デジタルペンとインクで生み出されたコンテンツをAI、AR (拡張現実)、VR (仮想現実) などと組み合わせて活用することも可能になろうとしている。AIにデジタルインクの画像や単語から意味を汲み取って解釈させることも研究されており、このような「意味づけ」によって同じ綴りでありながら意味の異なる英単語を区別したり、言葉を文脈とともに捉えて時系列を推測し、予定表に反映することなども可能となるとしている。
またVRにおいては、スケッチ、描画、手書きなどの機能を備えたVRベースのデジタル文具ソリューションも可能になるほか、現実の画像にVRデータを重ねて表示するARにおいても、デジタルインクを使って革新的なソリューションが開発されるだろうという。
DSCは、デジタル文具市場がもたらす未来の可能性を探りながら、現在の想像を超える次世代のデジタルペンとインクのイノベーションを、広く市場全体で享受できる環境の実現を目指していきたいとしている。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.355 新渡戸文化高等学校 2年生 大澤結穂 さん(前編)を公開(2023年3月22日)
- Fusicの連絡サービス「sigfy」、静岡・湖西市の小中11校などが導入(2023年3月22日)
- 探究学習、95%の教員が「課題を感じている」=カタリバ調べ=(2023年3月22日)
- Inspire High×長野県教委、ICT活用した「探究的な学びの促進に関する連携協定」を締結(2023年3月22日)
- 中小企業経営者の約6割がリスキリングをよく知らない=フォーバルGDXリサーチ研究所調べ=(2023年3月22日)
- 新入社員研修、課題は「定着・離職防止」、「早期の戦力化」=ベネッセ調べ=(2023年3月22日)
- 0~2歳児の保護者の40%が英語教育に関心、「英語で学ぶ」にも期待=サンリオ調べ=(2023年3月22日)
- 河合塾、高校向け6教科ICT教材「tokuMo」をリリース(2023年3月22日)
- 教育ネット、学校でAIを活用するための ChatGPT学習セミナー29日開催(2023年3月22日)
- クラーク記念国際高等学校・東京大学・Space BD、「宇宙教育プロジェクト」で人工衛星が完成(2023年3月22日)