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2018年3月15日
東京大学と富士通、アクティブラーニング見える化の共同実証実験を開始
東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センターと東京大学教育学部附属中等教育学校、富士通、富士通研究所は、富士通研究所が開発した部屋全体をデジタル化する空間UI技術を用いて、アクティブラーニングにおける生徒の活動の見える化を行う共同実証実験を、東大附属の授業において、2018年4月10日から2019年3月20日まで実施する。
空間UI技術は、壁や机などの共有スペースを丸ごとインタラクションスペースとして構成し、スマートデバイスからの持ち込み資料や、デジタル付箋に書いたメモを大画面で共有することで、参加者が顔をあげて議論することができる技術。
本実証実験では、空間UI技術のスペースの中で行われた活動データを可視化する技術を新たに開発し、グループ活動におけるコミュニケーションの流れを、スマートデバイスからの情報共有やデジタル付箋紙の作成、操作、その際の人の動きなどから時系列に取得する。
これにより、教員は、生徒一人ひとりの活動状況から、最終結果に至ったプロセスまでを把握することができ、授業の振り返りを行うことができるという。
東京大学と東大附属は、本実証実験を通じ、協働学習の新たな手法を開発し、教育の質向上を推進する。富士通グループは、取得した活動データなどを分析することで、コミュニケーションを活性化させる現場改善技術を開発し、教育現場や業務シーンなどに広く使えるサービスを提供するという。
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