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2018年9月27日
LINE、学校向けの情報モラル教育教材「SNSノート」を開発 無償提供
LINEは、児童・生徒が情報モラルを発達段階に応じて体系的に学習できる教育教材「SNSノート (情報モラル編)」を開発し、26日から無償で提供を開始した。
LINEでは、2012年から青少年の健全なインターネット利用の啓発活動を行っており、活動から得た経験・知見を生かしながら、2017年に東京都教育委員会と「SNS東京ノート」の共同開発を行い、都内公立学校の全児童・生徒向けに配布している。
同社の効果測定では、教員の85%が「情報モラル教育として適切である」、74%が「授業で使いやすい教材である」と評価。また小学生、中学生の80%以上が「わかりやすい」と評価していおり、東京ノートを使用した授業を受講した児童・生徒の増加に伴って、ネットトラブルの経験率が低下していることも分かったという。
こうした結果を踏まえ、2020年度以降の新学習指導要領の全面実施に向け、全国の地域や学校で、児童・生徒が発達段階に応じて体系的に学習できるように、新教材を開発し無償で提供を開始した。
新教材は、小学1年生~高校3年生を対象に、「SNS東京ノート」のエッセンスを取り入れ、インターネットの特性を理解するだけでなく、人による認識の違いに気づき、より適切なSNS、ネットとの関わり方について、当事者意識を持って考えを深める内容となっている。また、保護者会などでも活用できるように保護者向けのページを設け、教員の授業準備を容易にすべく授業レポートや児童・生徒のネット利用実態データ、指導案なども充実させている。
さらに、同社は各地域の教育委員会と連携し、各地域の実情に応じた主体的・継続的な情報モラル教育の推進をサポートしていく。その一環として、導入サポートのための教員向け研修会を無償で実施する。研修により、教員が情報モラルに対する理解を深め、授業の準備にかかる負担を軽減することで、継続的な情報教育を容易にし、児童・生徒の健全なインターネット利用の促進や情報活用能力の育成を支援していきたいとしている。
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