2019年3月27日
千葉大生が小学生向けエコ教室の教材「お買い物診断」を開発
千葉大学環境ISO学生委員会は26日、小学生向けの出前授業「エコ教室」に使用する新教材「お買い物診断」を開発したと発表した。
「エコ教室」は、小中学生を対象に環境問題について説明し、ゲームなどを通して環境にやさしい行動ができる人材を育成する出前授業。同委員会が2008年度から東京都・千葉県の小学校を中心に実施しており、近年は主に、環境ラベルなどを使った環境に配慮した商品を選択できる消費者の育成を目指した授業を行っている。
新教材「お買い物診断」はカードゲーム形式で取り組むことができる。カードを使って行う「買い物シミュレーション」では“おつかい”という設定のもと、値段・環境・思いやりのそれぞれに重点が置かれた商品の中から自分で商品を選ぶ。その結果から、レーダーチャートの作成によって「自分が買い物をする時に何を重視しているか」が可視化される。さらに、環境ラベルが描かれたカードを使い、児童が楽しみながらラベルの意味を理解していくことができるように工夫されている。同教材はセブン‐イレブン記念財団からの助成と、ベネッセコーポレーションからの助言を受けて開発された。
今月19日には、自由学園しののめ茶寮で児童10名を対象に、新教材を使用した「エコ教室」が実施された。同委員会では「エコ教室」の実施を希望する小学校、学童クラブを募集している。夏休みのサマースクールの一環としての授業などにも対応可能。対象は小学校の中高学年で、2コマ90分の授業となる。費用は無料(遠方の場合は交通費を負担してもらうこともある)。
問い合わせ先
出前授業の申込
iso-student@chiba-u.jp
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)