2019年6月25日
レバテック、プログラミング言語別 案件ランキング「Java」がシェア第1位
レバテックが運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント、レバテックフリー
ランスは、フリーランス向けの新規案件データをもとに2018年度のプログラミング言語別ランキング調査を行い、その結果を発表した。
それによると、昨年度と同様に最も割合が多いのは29.2%のJava、次いで14.4%のシェアでPHPだった。
シェア第1位のJavaは、システム開発やWeb開発、アプリケーション開発など幅広く使用されている人気のプログラミング言語。応用力のある言語として人気は根強く、SIerなどが扱う大規模BtoBシステムなどで採用されるケースが多々ある。また、近年ではSIer正社員からWeb系企業への転職やフリーランスとしてキャリアチェンジするITエンジニアも多く、Javaエンジニアの確保が比較的容易なことからBtoCシステムでも採用されることが多々見受けられるという。
今回の調査でシェア第3位にランクインしたJavaScriptは、トレンドの移り変わりが激しいフロントエンドの言語。そのため各企業は人材の確保が追いついておらず、即戦力としてフリーランスのエンジニアを募集している。近年ではクライアント側もサーバー側も JavaScriptで実装する事が可能となり、人気はさらに高まっているため、今後も需要増加が見込まれるという。
前年から2.3ポイントシェアを増加したPythonは、サーバーサイド開発、ブロックチェーン、機械学習、データクレンジング、業務改善ツール作成など幅広く案件が発生している。データ分析系の案件は需要が高く、特にデータサイエンティストは争奪戦となっている。Pythonのフリーランス案件は正社員の募集と違い即戦力を求められることが多く、未経験で応募可能な案件は少ない傾向にある。
今後成長が予想されるVR市場は、大企業からスタートアップ企業までが注力している分野であり、教育、医療、介護など幅広需要が増加すると考えられる。これまでゲームを中心としたアプリ開発で用いられることの多かったUnityのシェアは、ほぼ横ばいの傾向にあったが、VR領域でのUnityに精通したエンジニアの需要は今後高まることが予想される。
日本で絶大なシェアを誇っていたiOSは、2014年にApple社によりコードがシンプルなSwiftが開発されて以降、Objective-CからSwiftへ移行する流れが加速していた。しかしここ数年、Androidの世界的なシェアと、日本国内でのAndroid需要の増加という背景からiOS案件の数は頭打ちの傾向にあり、前年に比べシェアは縮小している。
《調査方法》
調査対象:「レバテックフリーランス」のフリーランス向け新規案件データ
集計期間:2017年度 2017年4月1日~2018年3月31日
2018年度 2018年4月1日〜2019年3月31日
調査方法:対象期間中の新規発生案件データをもとにランキング化
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