2019年7月31日
ITリテラシー、若い世代への「ちょっとお願い」は負担 =カスペルスキー調べ=
カスペルスキーは、日本を含む世界13カ国1万1000人を対象に、ITリテラシーの世代間ギャップに関するグローバル意識調査を行い、30日その分析結果を発表した。
それによると、テクノロジーに詳しくない55歳以上で子どもを持つ回答者の35%(日本は28%)が、日常的なテクノロジーの問題に対して、子どもからの手助けを得られず苦労していると回答している。
テクノロジーに詳しくない年配世代は、IT関連のあらゆる種類の手助けを必要としており、「ちょっとお願いなんだけど、インターネットを直してくれる?」「ちょっと教えて、クラウドへのアップロードのやり方を見せてくれる?」「ちょっといい、オンラインバンキングのアプリを安全にしたいんだけど」など、若い世代の家族に頼っている傾向が明らかとなった。
若者世代(テクノロジーに詳しいと答えた25歳~39歳の回答者)の55%(日本は33%)が、家族からの技術的なヘルプに対応する義務を感じている一方で、若者世代の25%(日本は17%)は、技術的なサポートを依頼してきそうな家族を避けているとも回答している。
55歳以上の回答者全体のうち、46%(日本は60%)がテクノロジーに詳しくないことを認めており、テクノロジーに詳しくない55歳以上の41%(日本は25%)は、自分の子どもや若い世代の家族に電話して、遠隔で技術的なサポートをしてもらったことがあるとも答えている。
また、12%(日本は22%)が、テクノロジー関連で手助けしてくれた家族や友人に何らかの謝礼をしたと回答。テクノロジーに詳しくない55歳以上で子どもを持つ回答者の18%(日本は25%)が、子どもが近くにいない場合でさえ、製造元メーカーや購入した販売会社よりも子どもに技術的なサポートをしてもらいたいと望んでいた。
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