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2019年8月30日

テクノロジーを使いこなす人は「11歳若い気分」=レノボ調べ=

レノボ・ジャパンはテクノロジーが日常生活と社会に与えるインパクトについて国際調査を実施、29日その結果を公表した。

それによると、年配者はテクノロジー嫌いであるという固定観念に対し、テクノロジーに触れることで自分に若々しさを感じ、若者や若者文化に対してより「コネクテッド」な意識を持つことができるという回答が寄せられた。

調査対象者の40%が、テクノロジーのおかげで自分は実年齢より若々しい気分になれると回答。グローバル平均で11歳若い気分になれると答えた。テクノロジーのおかげで若返った気分になれると回答した比率が最も高かったのは中国で70%に達した。国別に比較すると、中国に加えてインド、ブラジルといった新興国で高い数値となり、先進国ではおおむね国際平均を下回る傾向となった。日本では若返った気分が得られるとした回答者は21%にとどまり、調査対象10カ国中10位となった。

調査では、年配層がテクノロジーを使いこなして若者とのコミュニケーションを深めることで、活き活きとした暮らしと新しい知識を手に入れていることも明らかとなった。特にスマートデバイスが家族や友人とのつながりに大きな役割を果たしている。自分にとって大切な人々の様子を知るためにテクノロジーが果たす役割について、現在と20年前との比較をしてもらったところ、65%が「より重要な役割を果たすようになった」と回答。75%が、テクノロジーによって遠くに住む家族や友人と連絡を取り合うのが容易になったと答えている。

また、仕事を持つ保護者の78%がテクノロジーのおかげで「仕事中でも子どもたちとつねにつながっている感覚を持つことができる」と回答。さらに83%が「子どもが安全な環境にいることがわかるので安心して仕事ができる」と答えており、日本でも同様の肯定的な回答が寄せられた。

67%が「健やかな毎日を送るために将来もプラスの影響をもたらすだろう」と見ており、スマートデバイスが健康のために役立っているとした回答者も同じく67%となった。さらに医療面では、36%がスマートデバイスによって医療機関へのアクセスや受診がスムーズになったという結果や、60%未満の回答者の39%から、高齢者が自ら救急サービスに連絡できるようになったという結果も得られている。

回答者全体の50%が、各種の携帯機器のおかげで1日あたり30分以上の時間が浮いたとしている。この設問では、新興国が高く先進国が低い傾向にあり、日本は30%と最下位のドイツに次ぐ9位となった。また、57%が、スマートディスプレイ、スマートクロックといったスマートホームを実現するデバイスにより時間の効率的な活用ができると回答。この傾向は中国82%とインド81%で顕著だった。

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