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2019年9月2日

弘前大、フィッシングメール対策強化にトレンドマイクロのセキュリティ導入

トレンドマイクロは8月30日、弘前大学がフィッシングメール対策強化のために、同社のクラウドアプリケーション向けセキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security」を導入したことを明らかにした。

弘前大学の「Trend Micro Cloud App Security」導入イメージ

弘前大学では、学内のメールシステムにMicrosoft Office 365を導入し、学内に整備しているパソコンに加えて、個人のパソコンにおいてもクラウドメールにアクセスできる利便性の高い環境を提供している。また、セキュリティ対策では、次世代型ファイアウォール、エンドポイントセキュリティ製品、およびMicrosoft Office 365によるフィルタリング機能を導入していた。

しかしながら、昨年5月にフィッシングメールを発端としたメールアカウント情報の漏洩が発生したことから、情報セキュリティ対策を全体的に見直し、組織、教育、技術の軸で強化を実施した。

技術面では、なりすましを防止するための多要素認証の導入に加え、不正メールがユーザーの受信フォルダーに届かないように、今年1月に「Trend Micro Cloud App Security」を導入してメールセキュリティ対策を強化した。同サービスを選定した理由は、フィッシングメールを高い精度で検知することに加え、内部メールの監査ができること。内部メールの監査機能では、万が一脅威が侵入しても、脅威が侵入したアカウントから学内で二次的に脅威が拡散することを防止できる。

また、同サービスはMicrosoft Office 365とAPI連携できるため、新たに機器を設置したり、メールの経路変更やDNSの再設定などを行ったりする必要がなく、導入が簡単という点が評価されたとしている。

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「Trend Micro Cloud App Security」の詳細

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