2019年10月10日
テクノロジーの影響、44%が「思いやりを深める効果がある」=レノボ調べ=
レノボ・ジャパンは、テクノロジーが日常生活と社会に与えるインパクトに関する国際調査を実施、9日その結果を公表した。
調査は世界10カ国の延べ1万5226人を対象に今年3月から4月にかけて実施された。ソーシャルメディアの普及により、閉じた集団の中で考え方や物事への見方が増幅され極端になっていく「エコーチェンバー現象」の拡大など、社会の分断をテクノロジーが助長するのではないかという懸念があるが、同調査でも全対象の60%(日本では34%)が、人々が深く考えずに判断してしまう傾向が強まっているようだと回答、また、49%(日本では43%)が、世の中に自己中心的な人が増えたと回答している。
一方で、回答者の70%(日本では67%)がテクノロジーによって好奇心が旺盛になったと考えており、投稿や動画などのコンテンツによって、さまざまな社会背景のもとにある、自分たちとは異なる生活様式への理解が進んでいることが窺える。
こうした状況の中で、テクノロジーによってお互いを理解し合い、思いやりの心を深めることができるようになると考える人が増えており、日本では44%が肯定的な回答で、10カ国平均の35%を上回り、先進国では最も高い数値となった。
全対象のうち66%が、VRには他者への思いやりと理解を促進する可能性があると回答した。ただし、VRが人々の価値観に与える影響については二極化が見られ、中国をはじめとする新興国ではVRが価値観にプラスの影響を与えることができるとする人が多数を占めていた。たとえば、VRによってお互いをより理解できるようになると考えている人の割合は、中国で90%、インドで88%となっている一方、先進国では相対的に低く、日本では51%、最下位のドイツでは48%だった。
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