2019年11月18日
AtCoder、プログラミングの実践力をはかる「アルゴリズム実技検定」を創設 12月第1回開催
競技プログラミングコンテストを運営するAtCoderは15日、プログラミングスキルを可視化する検定「アルゴリズム実技検定/Practical Algorithm Skill Test (PAST)」の創設を発表した。第1回は12月14日に開催される。
日本のIT業界は人材不足が深刻化しており、2018 年に経済産業省が行った「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には約45万人が不足すると予想されている。内訳として、AI、ビッグデータ、IoTなど先端IT技術を活用した新しいビジネスの担い手となる先端IT人材の不足が55万人、一方で従来型IT人材は10万人の余剰が出るとの予測がある。高橋直大代表取締役社長は発表の中でこの点に触れ、先端IT人材の不足は、プログラマーの不明瞭な採用基準、あがらない評価や待遇面の問題が原因にあると指摘し、解決のためにITスキルを適切に評価する基準作りを早急に進めなければならないと強調した。先端技術とは、現時点ならAIやIoT等であり、やがて量子コンピュータも加わるだろう、このようにトレンドは変わるが、「アルゴリズム実技検定」は、その時々の先端技術を活用できるベースの能力をはかるものだという。また特にAI人材に必要なスキルには密接な関連性があると語った。
「アルゴリズム実技検定」の最大の特徴は、コードの穴埋めや選択問題ではなく、いちからコードを書く能力を問う点にある。受験者は、5時間の試験時間内に出題される課題に対して、得意なプログラミング言語を選び、通常使用しているエディタを用いて、インターネット上の情報も自由に参照しながらプログラムを書いてオンラインで提出する。実践の開発に近いスタイルで受験に臨むことになる。解答のコードは即座に自動判定される。「エントリー」「初級」「中級」「上級」「エキスパート」の5段階で評価され、AtCoderにより公式に認定される。有効期間は2年間で認定証や認定ロゴの使用も認められる。
「アルゴリズム実技検定」を通じて、求職者と採用企業の双方が求めるスキルレベルの基準を明確にすることでIT人材の不足解消と活躍機会の創出につなげるという。
「アルゴリズム実技検定」第1回実施概要
試験名称:アルゴリズム実技検定/Practical Algorithm Skill Test (PAST)
開催日時: 2019年12月14日(土)13:00~(5時間)
受験方法:オンライン受験/AtCoderIDを使用し、自宅・職場など場所を選ばず受験可能
受験費用: 一般 8800円/人(税込)
団体受験(30名以上) 7040円/人(税込)
団体受験(100名以上) 6160円/人(税込)
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