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2019年12月6日
Z会の入試情報サイトが「大学入学共通テスト~数学編~」の情報記事を掲載
Z会は5日、同社の新大学入試情報サイト「ミライ研究室」に、「試行調査から読み解く大学入学共通テスト~数学編~」と題する情報記事を掲載した。
ミライ研究室は、新大学入試に関する情報発信や、社会の第一線で活躍する人のインタビュー記事などを通し、入試や社会で求められる力とそれを身に付けるための情報を発信するサイト。
今回は、大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)の数学について、「Z会の通信教育」高1・高2生向けコースの数学担当が解説している。
それによると、共通テストの数学では、「数学Ⅰ」および「数学Ⅰ・数学A」で、従来のセンター試験にはなかった記述式の問題が加わることになり、試験時間が60分から70分に変更された。
大学入学共通テスト作成方針では、「数式等を記述する小問3問を作成する」とされており、理由や過程を説明させる問題は出題されない見込み。
公表されている採点基準を見ると部分点はなく、「≦」を「<」と記述しているものは誤答とするなど、ささいなミスであってもバッサリと減点されてしまうので、マーク式の問題演習しかしていない人は注意が必要。
また、全教科にわたる傾向として、知識そのものの定着よりも、知識を運用する力、思考力、判断力を問う問題が出題されていることが挙げられる。
共通テストでは数学の活用が重視されており、背景説明の部分と立式に必要な部分を切り分け、適切に処理することが重視されるため、情報処理量が増えている分、計算量は減っているという。
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