2020年4月14日
児童養護施設はパソコン不足に苦慮 =ライツオン・チルドレン調べ=
ライツオン・チルドレンは、新型コロナウイルス感染拡大と休校の長期化を受け、東京の児童養護施設を対象にWebアンケートを実施して、13日にその結果を公表した。

調査は今月9日・10日に東京の児童養護施設56カ所を対象に行われ、34施設から回答を得た。その結果から、オンライン学習に移行する学校や塾が増えるなか、児童養護施設ではパソコンが不足し、対応に苦慮している実情が浮かび上がった。
休校の長期化や社会情勢の変化に関連して、子どもや退所者に及んでいる影響や懸念点を訊ねたところ、34施設中25施設が子どものストレスを懸念していたほか、17施設は学習の遅れやオンライン学習への対応に不安があると回答した。
また、施設を出て仕事をしたり、大学などに通ったりしている退所者についても懸念の声が集中した。さらに、高校生の子どもたちはアルバイトができなくなっており、収入が減ることで携帯電話料金の支払いが難しくなれば、友人との交流や学業にも影響の出る懸念があるという声が聞かれた。
子ども用パソコンが手に入った場合の活用方法については28施設が「学校の課題」と回答。また、「学校や塾での学習を補うためにインターネットを使った学習をさせたい」と答えた施設も29施設に上った。
アンケートへの回答から算定したところ、直ちにパソコンが必要な施設は25施設、パソコンの台数は160台となる。こうした現状を踏まえ、ライツオン・チルドレンでは東京の児童養護施設に子どもたちが使うためのパソコンを寄贈するプロジェクトを立ち上げ、一般の法人、個人からの寄付を呼びかけている。企業の場合は使用済みパソコンの寄付で支援することもできる。
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