2020年7月2日
「Webセミナー・Web面接」に参加経験がある学生は約7割 =学情調べ=
学情は1日、2021年卒学生991人を対象に実施した「Webセミナー・Web面接に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「Webセミナー・Web面接」は、74.0%が参加経験があると回答。Webでの参加経験がない学生26.0%を大きく上回る結果となった。
新型コロナの影響で、多くの企業が会社説明会や選考をWebに代替しており、大半の学生がオンラインでのセミナーや選考に参加していた。
Webで参加するメリットについて聞いたところ、「交通費の削減」が最多で79.3%、次いで「移動時間の削減」が75.9%となり、「感染症のリスクなく参加できる」56.3%(7項目中4番目)を上回った。
就職活動では、首都圏在住の学生が首都圏で就職活動をした場合でも、就職活動期間の交通費は合計すると5万円を超えるケースもあった。
新型コロナ収束後も、「交通費」や「移動時間」の削減のために、WebセミナーやWeb面接のニーズが一定数残ることが想定される。
逆に、Webで参加するデメリットは、「画面越しだと、企業や社員の雰囲気が分かりにくい」が最多で67.0%、次いで「画面越しだと、言いたいことや熱意を伝えにくい」42.2%となっており、画面越しではコミュニケーションに制約があると感じている学生が多いことが分かった。
「直接訪問とオンラインのどちらを希望するか」の質問では、「最終選考」は「直接訪問」が最多で46.0%、次いで「どちらかと言えば直接訪問」が21.4%となっており、約7割(67.4%)が「直接訪問」での実施を希望していた。
一方、「企業説明会」と「一次選考」では、「直接訪問」と「オンライン」がほぼ同数となっており、選考のステップが上がるにつれて、企業訪問し直接コミュニケーションを図りたいと考える学生が多かった。
このアンケート調査は、就職情報サイト「あさがくナビ2021」へのサイト来訪者を対象に、
6月17日~29日にかけて実施。有効回答数は991。
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