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2021年3月8日
キカガク、『メディカルAI専門コース』全編無料提供及び資格試験の提供開始
AI 領域を含めた先端技術に関する教育事業を展開するキカガクは5日、日本メディカル AI 学会監修のもと、医療領域向けにAI を学び始める人を対象に「メディカル AI 専門コース(全編動画付き)」をEラーニングプラットフォームのキカガク上に無料で提供すると発表した。
同コースは、すでに昨年12月にキカガク上でリリースされている「脱ブラックボックスコース」を基礎編とし、その応用編に位置付けられている。両コースに設けられている章末のテストに全て合格すれば、文部科学省後援の日本メディカル AI 学会公認の資格が得られる。認定資格証の発行を希望する場合は、日本メディカルAI学会の会員への登録と、発行費用1万円(税抜)が別途必要。医療関係者を含め、より多くの人に学びの機会を提供すること、そして、COVID-19 パンデミック下において三密を避けることを目的に、新たな試みとして、完全オンラインで受験できる Computer Based Testing (CBT) 方式を採用した。
同コースは、メディカル AI 学会監修のもと、同社がディープラーニングフレームワークを Chainer から PyTorch に変更することも含めた内容の大幅な改修及び、全編に手書きの数学やハンズオン形式のプログラミングでの解説動画を加えたもの。
取り扱う実践的なテーマは、「遺伝子情報の配列解析」「モニタリングデータ(心電図)の異常検知」「MRI 画像のセグメンテーション」「血液の顕微鏡画像から細胞検出」の4つ。この4つに共通する項目として、畳み込みニューラルネットワーク (CNN: Convolutional Neural Network) があり、最初に画像処理を含めた CNN の基礎についても解説を行う。取り扱うデータの対象は医療系だが、医療関係者だけでなく、画像処理をこれから学びたい人にも有意義な内容になっている。
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