2021年3月25日
京都光華女子大、遠隔会議システムWHITEROOMで看護技術演習の実証実験を開始
京都光華女子大学と南国アールスタジオは24日、南国アールスタジオが展開するMixed Reality遠隔会議システム「WHITEROOM」を活用し、自宅と大学の両方から参加できる看護技術修得を目指したオンライン演習の実証実験を開始したことを明らかにした。
今回の実験では、学内の実習室をメイン会場として、Microsoft HoloLens2をはじめスマートフォンやタブレットなどさまざまなデバイスを使い、実習室や自宅からWHITEROOM上の空間に参加して、静脈血採血に関する実技演習を行った。
演習では採血で使う物品を3Dで提示して学生が動かすことで、自宅にいながら実技をイメージして主体的に学習することができた。また、3Dの腕の解剖模型を使って注射器との位置関係を学ぶことで、リアルの世界では見えない血管や神経の走行を直感的に理解し、より実際の場面に沿った議論を進めることができた。議論した内容はWHITEROOMが自動でテキスト化して保存し、振り返りの際に全員で共有することができる。
加えて、WHITEROOMで実現できるコラボラティブコンピューティングにより、遠隔参加者の視線や動きなどを対面に近い状態で感じることで、通常のテレビ会議システムに比べて生徒同士の積極的な議論が活性化されることも確認された。
今後は3Dで患者や病室を再現し、それを学生が自由に観察しながらディスカッションすることで、技術教育だけでなくさまざまな事例演習に活用していく。
関連URL
最新ニュース
- 漢検協会とベネッセ、初コラボ 進研ゼミ会員の小・中学生が選ぶ「今年の漢字」(2024年12月13日)
- AI型ドリル搭載教材「ラインズeライブラリアドバンス」が「高知家まなびばこ」とデータ連携開始(2024年12月13日)
- コドモン、広島県三原市の保育所等13施設にICTサービス「CoDMON」導入(2024年12月13日)
- 陸前高田市、返済不要の給付型奨学金事業の資金調達で1600万円の目標金額達成(2024年12月13日)
- ライフイズテック、中高生向け「ライフイズテック スプリングキャンプ2025」春休み開催(2024年12月13日)
- サイバー大学、「Times Higher Education Online Learning Rankings 2024」でブロンズ評価を獲得(2024年12月13日)
- プログラミングスクール受講生で最も多い年代は20代、平均年齢は33.8歳=「 CloudInt」調べ=(2024年12月13日)
- 不登校・行き渋りの子どもがいる親1000名へのアンケート調査 =サイボウズ ソーシャルデザインラボ調べ=(2024年12月13日)
- 大阪大学、デジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月にスタート(2024年12月13日)
- 「デジタルハリウッドSTUDIO」STUDIO渋谷、AIクリエイティブデザイン講座を開講(2024年12月13日)