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2021年5月19日
西宮市教委、フルノシステムズの動画伝送アクセスポイント「ACERA 1150w」を導入
フルノシステムズは18日、学習用端末のミラーリングや校内の一斉映像配信に対応する、同社の動画伝送アクセスポイント「ACERA(アセラ)1150w」が、教育ICTの基盤整備を進める兵庫・西宮市教育委員会に導入されたと発表した。
同市教委は、校内ネットワークとパソコン端末を組み合わせて手軽に校内放送を実施できる「一斉放送システム」を使って、全校朝礼や生徒会活動、卒業式などの式典を中継配信で実施し、「密」な環境を避けて集会を開催する体制を整えている。
今回、「ACERA 1150w」を市内小中学校および特別支援学校、市立高校の各教室、職員室、体育館に配備することで、1人1台の学習端末使用を実現する無線LAN環境に加えて、「一斉放送システム」による校内放送を各校で実施できる環境を構築した。
「ACERA 1150w」は、学習端末の画面を大型提示装置にミラーリングできる機能を備えており、動画や静止画をクラス全体で簡単に共有できるほか、オプション追加(専用ライセンスキー+配信アプリ)で「一斉放送システム」を利用できる。
同市では、この「一斉放送システム」を、全校朝礼や生徒会活動などの学校行事や入学式・卒業式などの式典、外部の講師を招いた講演会など多くの場面で活用していく。
同市では、2009年に文科省が提唱した「スクールニューディール構想」をきっかけに、50インチの大型提示装置やタブレット端末の導入に着手し、教育ICTの実現に向けた整備に早くから取り組んできた。
2015年には、小学校の全普通教室に同社の動画伝送アクセスポイント「ACERA 850M」を設置し、タブレット端末や動画ミラーリングを活用した授業を実施。
GIGAスクール構想をきっかけに、今回、アクセスポイントを「ACERA 1150 w」に更新。高校や特別支援学校を含む市内の公立学校の各教室、職員室、体育館に合計2500台以上の「ACERA 1150w」を配備した。
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